キンコウマンゴーの栽培
こんにちは!
今回はキンコウマンゴーの8月現在までの栽培について書いていこうと思います。
購入時の様子
前回の記事の振り返りです。購入時はこんな感じの立派な苗が届きました!!
届いたらすぐ10号スリット鉢に植え替え、剪定を行いました。これが4月30日でした。
剪定後の新梢の展開
剪定後、2、3週間ほどで新しい新梢が出てくると見込んでいましたが、なかなか出てきません。焦ります。何せ高かったですから。
そしてようやく変化が見て取れたのが、6月3日です。
これでも全然新梢とは言えません。完全に新梢が出てきたのは、7月に入ってからです。
新梢の発生には高温が必要だったりするのでしょうか?ここまでで2ヶ月もかかっています。
ここで、役に立たない豆知識なのですが、マンゴーの新梢は品種によって色がはっきり違います。なんでかは知りません。
紫、緑、薄紫などでしょうか。これらは果実の色に影響しているわけでもなさそうです。不思議ですね。理由を知っている方がいらっしゃったら教えてください。
なんか毎回話が逸れてしまいます。話を戻すと、剪定後の新梢展開を放置しておくと、大量の枝が出てきます。
元気でいいですね?ではなく、これを放置すると枝が混み合ってしまい、作業性の低下だけでなく病害虫の発生の原因にもなってしまいます。なので、私は基本的には2本だけ枝を残して、他は切ってしまいます。
この作業は1本の枝から2〜3本の枝を残して剪定するものです。人によっては3本の方もいます。でも私は混み合ってしまうのを嫌ってあえて2本にしています。皆さんもここで悩みましょう。考えている時が一番楽しいです🙃
この時期に注意しておきたいのは、新しい葉は簡単に傷がつくことです。特に風や虫には要注意です。(今年の東京は暑すぎるためか、はたまた私の防除が完璧なおかげか😎ハダニ類は発生しても爆発的に増殖することはなかったです。)
風が強い日は防風ネット、害虫が発生すれば農薬を撒くことをお勧め致します。
これが将来に渡って影響する誘引だ!
皆さん頂芽優勢って知ってますか?上にある芽がめっちゃ伸びやすいみたいな性質です。多分。
マンゴーは芽がめっちゃ上に伸びます。気づいたら部屋の天井より伸びてしまい部屋に入れられない、なんてことにならないよう注意してください。
そんな方のために誘引と言う素晴らしい栽培の知恵があります。気をつけて欲しいのが、これが便利なものではないと言うことです。あくまで、農家が実践している方法だと言うことに注意してください。
マンゴーにおける誘引とは、上に向いた枝を引っ張り、地面と水平にすることです(人によっては、5°くらいの角度をつけている方もいます)。
これにより、花芽をつきやすくします。また、高さが低くなったことで、花吊り(花芽を上に吊り上げる作業のこと)などの作業もしやすくなります。花吊りは肩にくる作業なのでなるべく低いほうがいいです。
ここで、先ほど警告した理由になる誘引の失敗談を一つ話そうと思います。
実は私、誘引が大好きすぎて一時期色々試していたことがありました。熱帯果樹がメインの私にとって冬は大敵です。自室に植物を取り込まなくてはなりません。部屋に行くには廊下を通る必要があります。おや?幅が広すぎて廊下を通せません。
こうならないようにご利用は計画的に。
上がイメージ写真です。
赤いラインのように枝を1節分切ります。しばらくすれば、そこから矢印のように脇芽が出てきます。お好みの脇芽を2〜3本残し、あとは手で折ってしまいます。脇芽が伸び切ったら水平に誘引します。
1本の枝から2本の脇芽が出ているのがわかるでしょうか?
誘引したばかりですので、葉は真横を向いていますが数日すれば上に向きます。
このように剪定と誘引を繰り返していけば、管理しやすい、理想的なマンゴー苗が完成するかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
マンゴーの誘引に限らず、果樹は遅くなればなるだけ修正が大掛かりなものとなります。
木にとっても大掛かりなものはストレスになります。どうせやるなら、最初からやっていきましょう!
ここまで、長々と読みにくい文章を読んでくださりありがとうございました。
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