私はケーキが嫌いだった、だけど…
抹茶専門ブランド「千休」のなまっちゃです。
コーヒーや紅茶が飲めない…というコンプレックスから抹茶が好きになり、どハマりして、「こんな抹茶の商品があったらいいのに…!」を実現するために会社を立ち上げました。
そんな私ですが、もうひとつ苦手なものがあります。
「ケーキ」
です。
ケーキ食べれないコンプレックス
ケーキの中でも、特に王道の「ショートケーキ」が大の苦手。
生クリームといちごが食べれず、ショートケーキは小さい頃から避けてきた食べ物です。
「女の子なのに、めずらしいね〜」と言われたことが何度もあり、「女の子っぽくないんだ…」と悲しくなったことも。
そんなことを言われて好きになれるはずもなく、生クリームがついている9割くらいのケーキは、ずっと食べれずにいました。
(最近は、なんとか食べれます…大人になりました!笑)
ケーキが嫌いなときに一番大変なのが、誕生日イベントです。
誕生日会を開くと絶対に出てくるのがケーキ。
自分主催だったら好きな生クリーム少なめのケーキを選ぶことはできますが、友達で誕生日会が開かれた場合は、そうはいきません。
たったひとりだけの好き嫌いを伝えてラインナップを変えることなんてできないので、出てきたものを涙ぐみながら食べていました。
自分の誕生日は、ケーキは出てきません。
親に「ケーキ食べれないなんて、かわいそうね…」って言われて、その度に悲しくなっていたのですが、そんなときに救ってくれたものがあります。
それが、「シフォンケーキ」でした。
(ケーキのスポンジだけのイメージです)
シフォンケーキは「ケーキ」という名前がついていながらも、生クリームはありません。
苦手ないちごがサプライズで入っていることも、ありません。
美味しい生地だけを、存分に楽しむことができるのです。
人をダメにするクッションに飛び込みたくなるような気持ちにさせてくれる、ふわっふわの食感。
ほんのりと甘くて、幸せな気持ちになれる誕生日にぴったりのスイーツでした。
「コーヒー飲めないコンプレックス」がある私。
当時は、それに加えて「ケーキ食べれないコンプレックス」もありました。
コンプレックスが多くて(ここに書いてないものもいくつかあります…)、こうやって文字に書くとびっくりするのですが、それくらい「みんなが食べられるのに、私は食べられない」というつらい記憶が残っています。
自分のコンプレックスからできた商品
「誰もが手に取りやすい、おいしい抹茶商品を作って広める」
と決めたのは、
「コーヒー飲めないコンプレックス」を抱えている私以外の人たちにも、抹茶をきっかけに、そのコンプレックスを解消してほしいと思ったから。
だからインスタントコーヒーのようなスティックタイプのインスタント抹茶ラテやカプチーノを、創業してすぐに作りました。
そして、「ケーキ食べられないコンプレックス」からできあがったのが
です。
シンプルで、装飾がなくても、十分満足できる深みのある味。
幼い頃の私が食べたら喜ぶだろうな…と、過去の自分をターゲットにしてつくりました。
シンプルだからこそ、お客様のなかには生クリームやジャムをトッピングして楽しんでいる方もいます。
私の大好きな宇治抹茶と掛け合わせて、苦味が少ないものを選び生地の甘さが引き立つように。
抹茶をふんだんに練り込み、香り、味ともに抹茶を楽しめることもこだわりました。
抹茶好きな人にも、おいしさにびっくりしてもらえたらいいな…と思っています。
私はケーキが嫌いで、食べれなかったけど…
ケーキが苦手というコンプレックスを抱えていたおかげで、1つの商品が生み出されました。
そして、自分のコンプレックスからできたものなのに、
シンプルな素材のスイーツが食べたい
子供でも安心して食べられるものがほしい
抹茶スイーツのおやつでヘルシーなものを
という、私以外のお客様の願いも叶えていることに気づきました。
これからも、自分の体験をもとに商品開発を楽しんで、結果的に周りの人がの悩みが解決し幸せな気持ちになれるよう、立ち止まらず動いていきます!
「ケーキ食べれないコンプレックス」から出来上がった米粉の抹茶のシフォンケーキが、誰かのひとときの華を飾ることができますように。
いつも、せんきゅーです。
シフォンケーキ、クリスマスバージョンが数量限定で出ているので、是非お試しください。
Twitterでいつも抹茶のことや日常で起こったことを呟いています。
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