抹茶ホワイトチョコしっとりクッキー「おぼろづき」ができるまで…Part2(商品開発のノウハウも一部公開！)
第一弾はこちらから
前回は、なぜしっとりクッキーをつくろうと思ったのかについてのキッカケの部分について書きました。
今回は、試作をすすめて「決まった！」となるまでの紆余曲折を書きます。
有料（マガジン）部分には、試作から商品化にすすめるまで、どのような思考で形にしていっているかのステップを書いていきます。
試作第一弾：全く違う！これじゃない！
クッキーを作ろうと決めてから、お菓子の会社の代表の方、パティシエの方と一緒に、こういう風にしたいという要望を伝えて、詳細を詰めていきました。
ただ、第一弾は具体的には決めすぎず、「こんなかんじ〜」とアバウトに伝えています。
それは、わたしのイメージをバッチリ伝えすぎると、もしかしたらもっといい物ができる選択肢を削ってしまっているかもしれないからです。
そんなことを考えてざっくり作りたいものを伝えて届いた第一弾の試作はこちら…
見にくいですが、3種類のチョコチップを練り込んでもらって、大きさ違いのものを2つ作ってもらいました。
ぱっと見の映えが全くなく、チャンククッキーのような凸凹もなく、のっぺりしてしまっていました。
いいんだけど、ベストじゃない。
(この感覚をわたしはかなり重要視してます！)
抹茶は生地に入れると重くなったり、ドシっとします。
抹茶じゃないお菓子の見た目を想像して、それに抹茶を加えるだけでは、かなりビジュアルや味や食感の雰囲気が変わってしまうのです。
全く別物と考えなから商品開発していかなければいけません。
もっとぱっと見で「かわいい！おいしそう！」という見た目になるために、改めてビジュアルの改善を伝えました。
すでにチャットでかなりやり取りをしていて、写真なども複数枚送り、「ここはこうして欲しい」というのを伝えて、再度試作してもらいました。
試作第二弾：だんだんと近づいてきた…微調整のくり返し
そして、第二弾はこちら…！！
前回よりはぱっと見でホワイトチョコを使っていておしゃれな感じになっていい感じ。
でも…
ちがう！！！！何かが違う！！
ここの段階で「もういいんじゃない！？」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的には理想とはかけ離れていました。
抹茶の性質上、クッキーの表面がシワッとしてしまっています。
その見た目を改善するために、チョコを表面にトッピングしてもらいました。
大きさも小さめにして可愛らしくしてもらっていて、抹茶の濃さを二段階にして、どの濃さが美味しいと感じるのかも調整しました。
ただシズル感がなく、食べた感じもサクッとおいしくて終わってしまい、「おお！これは」と感じる点がありませんでした。
細かいですが、
チョコレートトッピング→クッキー生地全体にかける。おしゃれな感じに(写真を提供)
食感→さくさくにしっとりも加える
大きさ→手のひらサイズにしてもう少し厚みを出す
を提案しました。
そして出来上がったのがこちら…
試作第三弾：これだ！ついに理想の見た目と味のクッキーが完成
かなり良くなったと思いませんか！！
さらにチョコがけの方法も変えて最終的にはこんなビジュアルになりました。
合計3回の試作と、20種類以上のクッキーを作ってきましたが、ようやく完成にできたのは構想から4〜5ヶ月立ってからでした。
細かい指示に耐えてくださったパティシエさんにも感謝ですし、それを許してくれたお菓子屋さんの代表の方にも感謝。
本当に理想の見た目になってよかったなと感じています！
もちろん味も、抹茶の味もしっとりしたことによって際立ち、いい抹茶を使っているからこその特徴を作り出すことができました。
オンラインショップでは、10月上旬に再販予定です！
前回の販売では2日ほどで完売してしまいました。
再販通知は、公式LINEアカウントやInstagramで行っているので買い逃しをしたくない方は登録をおすすめします。
今年は後もう一つ商品が出てきます！
どれも本当に抹茶の良さが際立つものばかりなので、ひとつずつ楽しんでもらえたら嬉しいです！
商品開発をする際には、おいしいだけではいけない部分がたくさんあります。
それを実体験として自分の中に落とすまで5年かかりました。（最近やっとうまく開発が進むようにまりました）
何かを作るとき、全てに言えることだなと思ったので、クリエイターの方や事業をこれから作ろうとしている初心者の方向けに、
・商品開発をして改善する時の考え方
・商品開発をする時に考えている3つのポイント
を有料でお伝えします！
有料：クッキーの商品化するときに、イメージから遠い段階から何をどう変えたのか？
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