単純だった
これから家こない?
無理なら大丈夫だけど!
なんてよくある言葉を突然言われ驚きつつも
普段はありえない状況に直面した。
内心、とても嬉しかった。
なぜなら、彼は奥さんがいる
一緒に住んでいる家に呼ぶなんて普段ならば
ありえないことなのだ。
飲み会を家でしていて奥さんは実家へ
なんてよくある口実で呼ばれてしまったのだ
だが、ここで行ったら 都合の良い女認定。
そんなことわかりきっていたが私はバカなのを
承知で好きな人へ会いに真夜中外へ出たのだ。
夜、会えることもないし
ましてやしょっちゅう会えるような
関係ではないからこそ会える時は会いたかった。
私の大切な人にはならないし
彼の一番に私はなれないから
わかっている現実をみてみぬフリをして
夢のような時間や空間に酔いしれていたのだ。
車で彼の家まで行き酔っ払っていた彼が
助手席に乗った。
会ってすぐ彼は私にキスをして可愛いと笑った。
もうそれだけでも嬉しくて幸せだった
家に行き、たわいもない話をして仕事の話などをし
気づけばお互いの目を見つめあっていた。
好きになってはいけなかった
好きになるとも思わなかった
気がつけば彼のことばかり考えていた。
どうしようもないくらい惚れてしまった。
タイミングが悪かった
もっとはやく出逢いたかった
あの時あの場所で声をかけていればという
チャンスは何度かあったのに
神様は不公平だ
わたしには当分幸せは訪れないのか
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