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難しい言語は存在しない

今日は、よく聞くトピックについてお話ししましょう。言語学といえば、「難しい言語」という言葉をよく耳にしますが、実はそれぞれの言語には難易度の違いがあります。しかし、一概に「難しい言語」と言えるものは存在しないと僕は考えています。

まず、言語の難易度を測る客観的な基準を見てみましょう。米国外交官に言語を教える外交官学院(FSI)のデータによると、英語を母国語とする人々が他の言語を学ぶのに必要な平均時間を基準に、言語を4つのカテゴリに分けています。

その中で、日本語、中国語、韓国語、アラビア語などは、平均学習時間が最も長く、よく「難しい言語」とされる言語に含まれます。

しかし、これはあくまで英語を母国語とする人々に対する平均値であり、他の言語を母国語とする人々にとっては異なる場合があります。言語学習における熱意や動機も大きな要因です。例えば、韓国の音楽や文化に興味を持つ人は、韓国語を学ぶ動機が強く、学習が速くなる傾向があります。

また、学習リソースも重要です。教材やアプリの質、教師の質などが言語学習の難易度に影響を与えます。一部の言語は学習教材が少ないため、学習が難しくなることもあります。

言語の複雑さも要因の一つです。発音や文法、つづりなどの複雑さは、学習の難易度に影響を与えます。しかし、一方で、共通の語彙や文法を持つ言語同士であれば学習が容易になる場合もあります。

言語学習には時間と労力がかかることも事実ですが、言語の難易度は個人や状況によって異なります。ですから、一概に「難しい言語」とラベルを貼ることは適切ではありません。

最後に、言語学習は楽しく充実した経験であるべきです。言語やその文化に対する情熱が学習を後押しし、難しさを乗り越える原動力となります。どんなに難しくても、諦めずに前に進んでいくことが大切です。

言語学習は、新しい世界を開く冒険です。どんな言語も、その美しさや奥深さを理解し、自分のものにすることができます。みなさんも、興味を持った言語に挑戦してみてはいかがでしょうか。


2年間にVRChatを始めたことろの僕は全く外国語が話せないどころか、
外国のことを何も知りませんでした。
言語学習について研究、情報収集した結果、VRChatで海外の方と、ある程度話せるようになりました。この記事にまとめたので、多言語に興味のある方は是非ご覧ください。

僕が録音した中国語Ankiデータ有料公開しちゃいました!


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