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ちょい読み 2025/ 2/13
・ 『想像力』 内田伸子 著(講談社現代新書 1994)
ー 創造の泉をさぐる ー
【千夜千冊・以外】 138 / 254 頁
日常会話の中では、自分の体験を思い出して語ることが多い。
このとき、出来事について体験したこと自体を語っているように
思っているが、実は、かなり形が変えられていることが多い。
記憶したものを想起するときには、
すでにたくわえられていた経験や印象がはたらき、
記憶したままが再現されるわけではないのである。
私たちが記憶したものを思い出すときは、「何が真実で違いないか」
という推論をすることで、細部を補ったり、
「どうあってほしいか」「どうあってほしくないか」という
欲求や願望を反映した形で歪みが起こるようである。
・ 『されど愛しきお妻様』 鈴木大介 著(講談社 2018)
ー 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間 ー
【千夜千冊・以外】 92 / 230 頁
発達障害(著者の奥様)の状態と、
高次脳機能障害(著者)の状態が知りたかった。
現92頁の時点では、奥様の発達障害という診断はされていないが、
脳腫瘍で緊急事態。著者の高次脳機能障害は先(の頁)である。
しかし、えらい人と結婚されたものだ。まず、お付き合いから。
部屋は散らかし、足の踏み場がないくらい。お風呂もあまり入らない。
朝起きるのが苦手で、家事全般、やりたくない。
ゲームばかりやる。逆切れしやすい。。。
それ病気なの、いや、まだ診断されていない。
さぼりや、怠けと誤解される、と何かで読んだが。
祖母と母の不適切な接し方で、奥様の心の状態が出来上がったそう。
親の影響が、発達障害に影響するのか?
でも、個人的に、薬売りが、新しい病気を発明するような印象もあるし。
ほんとのところ、どうなんだろうか。
夫婦間で、お互いの生き方が受け入れられるのであれば、
どんな感じでもよいだろう。
しかし、著者のストレスが、高次脳機能障害の火種のような気もする。
とは言え、
部屋を片付けたくないのもエゴならば、片づけるのもエゴ。
これ、誰か言ってた。映画『断捨離パラダイス』でかな?
お風呂に入ることが、標準ではない。標準という言葉も、物的で嫌だし。
家事をしなくて生きていけるのなら、それもよいし。
仕事をせずに生きていけるのなら、そうするし。
生き方は自由だ。
でも、私個人は。。。奥様とお話したいとは思わない。
今日、受け取った本
・ 『SINIC理論』
・ 『森永卓郎の「マイクロ農業」のすすめ』
・ 『脳は回復する』
・ 『日本は世界5位の農業大国』
・ 『発達障害「グレーゾーン」』
・ 『人は顔を見れば99%わかる』
・ 『考えるとはどういうことか』
・ 『財政のしくみがわかる本』
・ 『人間回復の経済学』
・ 『人間の土地』
・ 『世界を、こんなふうに見てごらん』