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ちょい読み 2025/ 1/22
・ 『道教の生命観と身体論』 (雄山閣出版 2000)
野口鐵郎 編集代表
道教の知識と思想の背景となっているもののひとつは、
このような大宇宙と小宇宙の対応性であり、気・陰陽・五行・九宮・八卦の
相関性であり、人の生命と宇宙を結びつける一体性なのであるが、
これは道教の淵源のかなり重要な部分がじつは古代中国の学や養生技術、
あるいは神仙伝説に由来することに起因している。
再度はじめから。45/255頁まで。
・ 『老子』 小川環樹 訳注(中公文庫 1973)
天と地が出現したのは「無明」(名づけえないもの)からであった。
「有名」(名づけうるもの)は、
万物の(それぞれを育てる)母に過ぎない。
まことに「永久に欲望から解放されているもののみが
『妙』(かくされた本質)をみることができ、
決して欲望から解放されないものは、
『きょう』(その結果)だけしかみることができない」のだ。
この二つは同じものから出てくるが、それにもかかわらず名を異にする。
この同じものを、(われわれは)「玄」(神秘)とよぶ。
(いやむしろ)「玄」よりもいっそう見えにくいもの
(というべきであろう。それは)、あらゆる「妙」が出てくる門である。
・ 『ウイルスは存在しない! 上巻』 崎谷博征 著(2021)
120年前頃に勃興しただけの歴史の浅い現代医学は、
「何かを悪玉に仕立て上げて、悪玉を叩く」という思想
(サイエンスではない)をベースとしています。
この思想のベースとなったものは、
ユダヤ教やキリスト教などの一神教です。
この思想の医学版が本編の主題とも重なる
「病原体仮説(germ theory)」です。
待ち本、来る。数年前に発行。少し高価なので保留にしてた。
崎谷さんは、医学ほかの論文を大量に読み込み、
本を書き、講演もされている。
(講演料金は高いので、私は参加出来ない。)
現在、医者の仕事をされているかは不明。
私は、本と対話しているわけではない。
何か知りたいことがあり、本の知りたい部分だけを読んでいるのでもない。
私は、私の好きなことが、
なにかの本に書かれていないか探しているのであるが、
私自身、なにが好きか分かっていない。
本にひっかけて、自分の好みを探しているだけだ。
「自分」というものが、
即興でつくられた「薄っぺらいもの」であったとしても。