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ちょい読み 2025/ 2/20
・ 『脳が壊れた』 鈴木大介 著(新潮新書 2016)
【千夜千冊・以外】 154 / 233 頁
脳梗塞発症に気づいたキッカケは指の麻痺と構音(呂律)障害。
そして直後に認識していた後遺症は、指が動かないことと話せないことと、左側の世界を見れず(半側空間無視)、
右の視野に注目してしまうこと(注意欠陥、分散不全)だ。
これらについての、その後の経緯はどうだったろうか
著者の同じ類の本を読んでいる。なんだろう、この執着は。
読んでいて思うが、程度が違うだけで、明確なラインがあるわけじゃない。
しかし、ラインがあるとすれば、働いて給料がもらえるレベルかどうか、
といったところ。それは生きていくのに重要なラインなわけだけど。
私は、記憶があまり良くなく、
妻からずっと前に言われていた「やりたくないこと」を
すっかり忘れていた。
それと、いつのまにか忘れていることが、たくさんあるし、
たくさんありそう。「何か」がもう消え去っている。
十年前くらいになるが、左顔面の一時的な麻痺。
あれは、軽い症状の脳梗塞だったのだろう。
著者のように、高次脳機能障害になるかもしれないし、
または、認知症を発症するかもしれない。
そして、途端に、生活が立ちゆかなくなってしまう、のだろう。
これは著者の『脳と貧困』の話。岡田斗司夫さんの推奨本。
漠然とした不安が、頁をめくらせている。
・ 『鯨と原子炉』 ラングドン・ウィナー 著(紀伊國屋 2000)
ー 技術の限界を求めて ー
【千夜千冊】 170 / 285 頁
今日、この本を読もうとしたら、眠くなり、頁が進まなかった。
昨日もそうだった。
それなので『脳が壊れた』に切り替えてみたが、
特に眠くはならなくなった。
『鯨と原子炉』は面白いはずだったけど、
本当は面白くないのだろうか。読み進むスピードは遅いし。
それか、読書力ギリギリのところで読んでいて、
即エネルギー不足になるか。
もったいないという気持ちがあるのか。
また、お蔵入り。
希少本。誰かに読んでいただいた方が良いかも。