観ている 【アキ・カウリスマキ】
9/17(日)2時頃に、9月さんの記事を読み、
アマゾン・プライムにて、アキ・カウリスマキ監督作品を観始めた。
先程(9/20夕)、6つ目を観終わった。かっこいい!
以前、なんらかの作品は観ていたが、覚えていない。短編。
小津安二郎監督関連の本を読む中で、
リスペクトされていた監督のひとりとして、
アキ・カウリスマキ監督の名を認識していたが、
映画「レニングラード・カウボーイズ(シリーズ)」の、
登場人物の髪型(写真)を見て、映画を観るまではいかなかった。
こんなにかっこ良い映画だったとは。
・1986「パラダイスの夕暮れ」プロレタリアート3部作1 ⑤
・1988「真夜中の虹」 プロレタリアート3部作2 ②
・1990「マッチ工場の少女」 プロレタリアート3部作3 ①
・1996「浮き雲」 敗者3部作1 ⑥
・2002「過去のない男」 敗者3部作2 ③
・2006「街のあかり」 敗者3部作3 ④
①→⑥の順に観た。(全作品では無い。)
物語では、輩(やから)に後頭部を殴られて、全財産取られたり。
主人公が、輩を見つけて、復讐しようとしたら、
警察につかまり、刑務所暮らしになったり。
リストラされ、職につけず、底へ落ちていったり。
ただ、主人公は、どんなメにあっても、弱音を吐かず、
やるべき、と思った事をやっていた。
今後、こういうメにあうかもしれんしなぁと想像しながら観ていた。
勤めている会社が傾き、リストラにあい、バイト生活となり、
落ちるところへ落ちていったり。
輩に襲われて、身体が不自由になったり。
わけのわからないうちに、刑務所暮らしになったり。
映画は、スクリーンのこちら側にいるので絶対安全なはずだが、
自分ごととして観られるのは、リアルに感じられるからだろう。
監督作品の、常連の俳優さんも存在感がある、味がある。
「過去のない男」の俳優さんは、「かもめ食堂」に出ていた。
「かもめ食堂」のお店のシーンは、
「浮き雲」のイメージがあったのかもしれない。
フィンランドが舞台の「かもめ食堂」を観ていたから、
フィンランドの映画を観る機会が来たのかもしれない。
もう何作品か、アマゾン・チャンスがある。
○ 1989「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」
○ 1990「コントラクト・キラー」
○ 1994「レニングラード・カウボーイズ・モーゼに会う」
結局、レニングラード・カウボーイズ・シリーズは、あとまわしになった。
2023年の新作が、最後の作品になるかもしれない、とのお話。