寒さが楽しさに変換される
まちの友達とブランチに行く予定があった。車を借りて、私の最寄駅まで迎えに来てくれるとのことで、駅のとなりの公園で待っていた。
時刻は10時くらいで、近くの保育園に通っているであろう子どもたちが手を繋いでお散歩中だった。
この日は冷たく、強い風が吹いていた。風が吹くたびに園児たちの「きゃー!」という声が聞こえてくる。大人なら「うぅ…」といつもより低い声を出してしまうことが多いけど、園児たちの声は高く、そして楽しそうだった。何かのアトラクションに乗っているみたいだった。
寒さをアトラクション化できる園児たちと、片やダウンに包まって耐える私。あの瞬間、幸せだったのはどっちかな。