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「食べて、寝る」ができれば何とかなる
サラリーマンを長年やっていると、何度か超ピンチの時期が巡ってくるんですね。
そういう超ピンチの時期って、大抵の場合、仕事が厳しいという単体の事情でなかったように感じます。
「仕事が厳しい」+「何かのキツい事情」(例:親の看病・介護、自分の資格試験の勉強・プレッシャー)のような複数のキツい事情が重なると、大きなピンチに陥ります。
逆に言うと、一つの事情だけなら、比較的しのぎやすいということです。
単に仕事がキツいだけで、もし、退職してしまうならば、他の職を得ても、同様の事態を招いてしまう恐れが強いと思います。
だって、世の中に、大変なことのない仕事ってあるんですか? おそらく、まず見当たらないはずですからね。
ただし、仕事自体は厳しくとも、例えば、冗談など言いながら、端から見ても、楽しそうに仕事をすることは可能だと思います。
人間って、不思議なもので、冗談を言いながら、しかめ面はできないですから、その結果、気分が少々でも良くなるものですよ。
ですので、自分のためにも、そして、周囲のためにも、機嫌は良くしておくことですね(俳優の別所哲也も言っています。「ご機嫌は自分で作るもの。」 本当ですね。)。
しかしながら、問題は、それを超えるような複数のキツい事情が重なったとき、どうしのぐか、これはなかなか大変なことです。
典型的なのが、仕事がキツいうえに、親の看病・介護が重なったなどの事情です。
私も、三十歳頃、母親ががんになり、2年3か月の闘病のうえ、亡くなりました。
仕事も結構責任の重いことをやっていましたし、その上に、看病も重なったので、私は、本当に、涙に暮れる毎日でした(文字どおり、泣いていました。)。
私は、がんの闘病記などの本も読みながら、生活の参考としつつ、それでも、次第に疲れ切って、職場に行けなくなりました。
そこに救いの就業規則改訂があったのですね。介護休職制度(介護時間短縮制度を含む。)の創設です。
私は、母の診断書を取得し、適正な手続きの上、介護時間短縮制度を、施行日きっかりに取得し、その後、母の状態が悪くなるにつれ、正式な介護休職制度に移行しました。
※どうも「介護」というのは、「老齢」に伴うものというのが、人事の基本的な認識でしたが、適用自体は受けられました。
母だけでなく、自分自身の体調もボロボロで、いつ何時、自分もやられるかといった状態でしたが、この介護休職制度にはかなり救われました。
※みなさんも、当時より、今の方がこういった制度は充実していますから、何かあったときは、みなさんの職場の就業規則を参照してください。そして、周囲など気にせず、うまく活用してください。身を守るためです。
ただ、そういった状況の中でも、私は、食欲が落ちるといったことはなかったのです。
※夜通し、周り中に手紙を書いていましたので、睡眠時間は大変短かったですが…。
今、思うと、厳しい状況下でも、食べることを欠かさなかったことは大きかったです。
※人間も生物ですから、食べなきゃ、弱って、果ては、死にますからね。
そして、今、さらに思うと、睡眠時間を削らなきゃ良かったなぁと感じます。
※睡眠不足は、心身に大きなダメージを与えるのは、今や周知の事実です。
みなさん、普通の状況下のピンチの場合は、上機嫌で乗り切ることを考え、深刻なピンチに陥ったら、とどのつまりは、「食べて、寝る」ことができれば、何とかはなります。
少なくとも、ご自身の命は救われますよ。