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日本人の社外学習・自己啓発がない事実
年末年始とお盆の時期は、季節的に寒さと暑さの盛りであり、まさに身体を休める時期だという昔からの知恵なんでしょうね。
「盆と正月が一緒に来たよう」という言葉もあるくらい、日本人にとっては、ある意味、めでたい時期なんでしょうね。
社会人になって、社会保険労務士の資格試験の予備校に通っていた頃、まさにお盆と正月に、特別セミナーに出席していたことがあります。
高田馬場にあるWセミナーで開催していた「絶対合格・成功の叫び」という、当時の学院長が受講生に気合いを入れまくって、最後に叫ぶ、正月とお盆の真っ盛りに行う(1/1と8/15)特別セミナーでした。
みなが遊んでいるお盆と正月の時期にこそ、自分は勉強しておくという、かなりストイックな内容でしたが、なかなか興味深かったです。
当時は、テレビ局も取材に来るほどの盛況ぶりでした。
してみると、私は、社会人になってから、それなりに勉強して来た方だと思います。
ものすごい資格ではないですが、サラリーマンをやりながら、社会保険労務士・CFP・1級FP技能士・1級DCプランナー(企業年金プランナー)等の資格も保有し続けています。
なお、これらの資格は、保険業界の業務に関連し、業務遂行上役立つものとして、取得したもので、単なる趣味で取得したものではありませんから、それらの知識が相互互換的です。
現実問題として、業務に非常に役立っています。
経済産業省が、令和4年5月に発表した「未来人材ビジョン」という資料の中で、次のようなデータが示されています。
●社会人の社外学習・自己啓発を行っていない人の割合…46%
単純に言うと、今の日本の社会人は、社外での学習・自己啓発を行っていない人の割合が、約半数にも上るということなんです。
つまり、社会人では、社外での学習・自己啓発を行えば、その知識・スキルが、自動的に上位半分に入れるということなんです。
ましてや、この正月とお盆の時期において、勉強する人は少ないでしょうから、そういった人は、日頃から勉強しているであろう、つまり、さらに、上のレベルを目指せるということになるのですね。
私は、学歴を誇ることはほとんどないのですが(もちろん、人の学歴を馬鹿にすることもありません。)、社会人になってからの勉強を継続していることについては、-これは学歴とは別物であり、社会人になって以後、充分、回復可能なものであることからも-結構、自慢しちゃうかもしれません。
学生時代のスポーツマンであっても、社会人になってから、全く運動をせずに、20年も過ぎたら、ただの中年太りのおじさんになってしまうのは、想像に難くありませんよね。
学生時代に勉強ができたとしても、その後の勉強習慣がなければ、文字どおり、「パー一直線」になってしまうと思うんです。
しかしながら、スポーツの経験のある人は得てして、スポーツ習慣を持ち続けるものですし、学生時代に勉強をしこたまやった人は、社会人になってからも、勉強を継続していたりすることが多いですから、まぁ、相互の関係性はあるのでしょうけどね。
社会人になってからの勉強習慣というのは、仕事に直接、役に立ち、お金につながる勉強になる分、動機を得やすいと思います。
私は、社会人になってから勉強しない人については、「ちょっと勉強すれば、勉強しないことのもったいなさ加減がわかるのに、何で勉強しないんだろう」と感じて、少し容赦がありません。厳しすぎるとは思いませんよ。