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お金が余り要らない「読書・映画・執筆」

 私は、母が亡くなった後も、母が飼っていたネコを引き継いだわけですが、当時は出張や泊まりの多い仕事で、ネコには大変ストレスを与えました。

 家の中に入れたままにすると、家の中はぐちゃぐちゃになりますし、かといって、庭に出したままでも、ネコには大変心配だったようで、私が帰って来ると、ものすごい勢いで、飛んで出て来たものです。

 当時は、ネコも大切な家族の一員だったのですが、そのネコも亡くなり、その後、私が結婚すると、もう二度と、ネコは飼おうとは思わなくなりました。

 ネコって、短命なんです。従って、自分より先に死ぬことが多いのです。それが衝撃で、私は寝込むほどでした。もう、そういうのはイヤなんですね。

 また、ネコが家の中にいると、当時は掃除が行き届いていなかったせいか、ものすごく匂うし、また、家中毛だらけになるのです。
 ※「結構毛だらけ、ネコ灰だらけ」と、昔の人は言いました。昔の家では、台所のかまどの灰の近くにネコがいたんでしょうね。

 それもそうなんですが、ネコを飼うと、-犬よりはなんぼかマシなんでしょうが-お金がかなりかかるのです。

 エサ代やネコの砂代はもちろんですが、ネコも病気になることがしょっちゅうで、獣医にかかる医療費が、これまたバカになりません。ネコが苦しんでいるのに、放っておくこともできませんからね。

 だから、今、犬やネコを飼っている人って、改めてスゴいなと思いますよ。その金銭的負担もさることながら、以前に比べて、飼い主の責任を問う声が高まっていることから、いろいろチャレンジャーだなと思います。

 私は、こういう高コスト・高負担な生活スタイルは、もう取ることができません。

 犬やネコを飼うことが、趣味の一環だとしたら、ずいぶん、金銭的にも、生活上も、犠牲にすることが大きい趣味だと思いますよ。

 それはさておき、趣味と言えば、趣味の有無によって、その人の人生の満足度合いが、かなり変わってくると言いますから、無趣味も、一方で、どうかなと思うわけです。

 今の私の趣味と言えば、金銭的負担の低い方に属する「読書・映画鑑賞・執筆」の3本立てです。

 読書は、月に1~2万円程度は、本を購入し、それらのほぼ全てを読了しています。

 私は、紀伊國屋書店のポイントカードの会員になっており、月に1万円(税抜)以上購入すると、ポイントが1%→2%にアップするのですが、そのポイントアップの常連です。

 月に十数冊の本を読みますが、高コストではなく、反対に、読書からの知識を考慮すると、極めてコスパの良い投資と言えます。

 また、この2年ほど、映画を映画館で観るようになり、それにともない、TOHOシネマズのシネマイレージ会員(有料・ただし少額)になりました。

 映画だって、曜日を選んでいくと、廉価になるんですよ(2,000円→1,300円)。

 映画もこの値段で、約2時間過ごせるのですから、極めてコスパの良い趣味です。

 それから、この記事がそのまんまですが、昨年から原稿のnote掲載を始めています。

 もともと、執筆習慣はあり、ある誌の連載も持っていたことがあるのですが、それがなくなり、発表の機会を窺っていたのです。

 noteは、ランニングコストが0円ですから、当初、購入した執筆マシーンのpomera DM200・DM250の初期費用がかかったのみです。この趣味も、低コストですが、それでも、世界に発信しているのは事実なんです(^^)/。

 趣味も、低コスト・低負担なものが、継続の視点からは、いいんじゃないでしょうかね。

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