旧帝国海軍精神「5分前精神」の教え☆
私は、結婚する前は、職場で大変な遅刻魔で、まず就業開始時刻には、出勤できていないという体たらくでした。
これは、深夜まで(しばしば明け方まで)、文章などを書いているせいで、大変な夜更かしとなり、いつも眠かったので、毎朝、まともな時刻に起きられなかったのですね。
ところが、結婚したら、そこまで文章を書く欲求がなくなってしまい、それなりの時刻に寝るようになり、結果、朝、それなりの時刻に起きられるようになりました。
文章を書く習慣は、何だかんだ、今も続いていますが、要するに、それ以前は寂しかったのですね(T_T)。
寂しくなくなると、バカみたいな文章作成欲求は以前より小さくなりました。
結婚式の時に、結婚式の仲人だった勤務先の当時の部長に、「遅刻ばっ~かしている」と、挨拶で、指摘されてしまいましたしね。
※その部長は、悔い改めるための指摘だったと言っていました。
ということで、遅刻魔の汚名は次第に返上されていくことになりました。
何年か前、勤務先が自宅から遠いところに移転して、通勤にかなり時間がかかるようになりました。
つまり、電車に乗っている時間が長くなったのですね。
すると、何とか工夫して、座って行けないか考えるようになりました。
途中駅から、始発電車が出ていることを確認し、それに乗るようにしましたが、そうすると、早起きしないといけません。
すると、職場に早く着くようになりますが、職場に早く着くと、ギリギリ、もしくは、少し遅れて来る人が、「何だか、バカみたい」と感じるようになりました(かつての自分なのにね。)。
朝、早く行くと、電車も空いているし、また、就業開始が早まって、作業に遅れが生じにくくなるし、いいことずくめなんですね。
そしたら、いつの間にか、行くのがどんどん早くなって、AM9:00始業の職場に、AM8:00前には、席に着いて、パソコンを立ち上げている自分がいました。
ちなみに、旧帝国海軍の精神の一つに、「5分前精神」というのがあります。
つまり、定刻の5分前には準備を終えておき、定刻と同時に作業を始められる状態にしようとする精神のことで、これは、海上では、予期せぬ事態が発生する可能性が高いため、常に準備をしておくことが重要であるとの考えにもとづいたものです。
これについては、かの三島由紀夫も言っていたそうですが、「船は出発したら、もう乗り込むことができないが、陸地を戦場とする陸軍では、後から、電車や車に乗って行っても、追い付くことができる」という、本当に物理的なことから来た話だそうですね。
そういえば、うちの子どもが通っていた小学校でも、「5分前行動」と言って、規定の5分前には、準備を整え、集合しているように、という教えがありましたが、この旧帝国海軍の精神の影響を受けているのでしょう。
私は、友人などと食事会を設定することもよくあるのですが、今や、約束の時刻に遅れることはまずありません。
「5分前精神」どころか、15分くらい前には予定の場所に着いていることがしょっちゅうで、早めに着いて、相手が現れていないときは、辺りをぐるっと一周したり、本などを読んでいたりします。
別に、私の勝手でやっていることですから、相手には「早く来い」などとは強要しませんが、早く着いていると、何だか、いろいろとこちらのペースになりやすいものです♡。
「5分前精神」は現実的にいいもんですよ。