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「何かやるときは1人ですぐに」が鉄則!

 今でもときどき思い出すのが、大学時代の住み込みで働いた新聞配達のことです。

 毎日、朝4時に起きて、諸紙(メインのA新聞以外の新聞)も入れて、約400部を、自転車に積んで、こぎ、走りして、配達したときのことを。

 当然、当時は電動自転車なんてありませんので、前のカゴにうずたかく積まれた新聞と、後ろの荷台に積まれた新聞とで、重くなった自転車を、ありったけの若さのパワーでこぎ、そして、こいでいないときには、新聞を持って、文字どおり、走ったものです(最近の新聞配達の人はあまり走っていないように見受けられますが…。ちょっと残念です。)。

 その新聞配達の住み込み先の店主が、その新聞配達人の採用にあたっての、ある面白いことを言っていたんですね。

 「友人同士など、2人で申し込んでくる奴には、気を付けろ。辞めるときには、同時に辞めてしまうからだ。」

 新聞配達は、正直、楽な仕事ではありません。本当に、3日で辞める奴が、たくさんいる業界なのです。

 2人で申し込んでくる人は、自分の中に、何が何でもやってやろうという自信がなく、人に寄りかかろうという姿勢のある人のように思われます。

 よく言われているのが、起業など、それから先、猛烈に働くことが予想される時点で、自信のなさと人に頼る気持ちで、2人で起業する例があることです。
 ※私は、いわゆる会社を興したことはありませんが、事業を始めたことはありますので、半分は想像で、残り半分は当を得ていると思っています。

 一般的に、トップは2人要らないのです。

 本当にやりたいことは、大抵の場合、困難を伴うことでしょうから、気概を持って、1人でも始めることです。

 そのうち、それを見て、それを慕うどなたかが仲間になってくれるでしょうから、その時点で、人員を増やしていけばいいように思います。

 新聞配達は、厳しい職場でしたが、その経験から余計にでしょうか、何か始めようとするときは、「1人でもやる」という精神は、年齢を重ねた今でも、存続しています。

 そんなに厳しい話ではなく、例えば、何か本や雑誌やネットなどに紹介されているレストランなどがあったとします。

 人を誘っていくのもいいと思いますが、タイミングというものがあります。

 その日程を調整するのも面白いという説もあり、実際、私は、食事会を結構な頻度で、設定しています(私は、お酒をほとんど飲まないので、事実上、飲み会にはなりません。お酒はなくとも、楽しいですよ。)。

 ただ、そういう食事会の設定なしに、1人でふらっと、そういったお店に行ってみることがあります。

 もちろん、多少の当たり外れはあるのですが、ただ、紹介されている以上、そんなに変な店はないものですよ。

 社会保険労務士試験の受験勉強しているとき、やれることは全てやってやろうと思い、占い師に言われた「北の方向の神社(日光東照宮)にお参りに行くと良い。」なども、思い立ったが吉日とばかりに、1人で、東武線の特急スペーシアに乗って、日光東照宮にお参りに行きました。
 ※その他、受験当日、財布に「32,000円(サニー)」ぴったり入れると良いとか、白い文字盤のアナログ時計に受験時刻を赤ペンで印を付けると良いとか、高級なシャーペンを使うと良いとか、やれることは全部やりました。結果、紆余曲折の後に、合格しました。

 正直なところ、人生は思い通りに行くものではないですが、そのときそのときにできることを、「1人でもすぐにやる」ことが、結局、うまく行く早道のような気がします(^^)。

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