イヤな人に「ヨソにどうぞ」と言えるか
私は、実業家で、日本一の大金持ちの斎藤一人さんのファンで、20年以上前の初めて出された本から、ずっと著作を購入し続けています。
斎藤一人さんは、もう200冊以上の本を出しているでしょうから、私も、それだけの本をほとんど購入し、読んでいます。
いずれも読みやすく、様々な立場の人に対し、内容的に受け入れやすい本なので、手元に置いておかず、人に上げてしまうケースがかなりありましたから、実は、手元にはほとんど残っていません。
この度も、斎藤一人さんとその一番弟子である柴村恵美子氏との共同著作である『人は死んでも生き続ける』(PHP研究所刊)を購入し、即読み切りました。
この著作は、タイトルどおり、「魂は死なない」、「人は生き通しだ」とかを語る本なのですが、著作の中でも述べられているように、このような不思議な話を公の場で発表するような事業家は、めったにいないとのことですが、本当にそのとおりだと思います。
その下りで、こう述べられています。
「人間はね、まよわずやることなんてめったにないですよ。“勇気”とは、恐るおそるやることなんです。」
つまり、「勇気がある人」とは、恐るおそるでもやる人のことを言うのです。
恐れてやらないのは、それは「弱虫」そのものでしょうし、恐れを感じないのは、単なる「蛮勇」でしょう。
こんなに実績を挙げた人でも、恐れを感じることがあり、その中でも、前に進もうとしているという言葉には、何だか勇気付けられます。
その他、次のような勇気付けられる言葉がありました。
「不当なことを言う人に『ヨソに行ってください』と言うんだという腹づもりができているかどうか。」
これは、斎藤一人さんの他の著作でも読んだことがあった言葉ですが、「不当なことを言うようなイヤな人には、『買わなくていいですから』と言うという仕事上の“関門”がある。」というのですね。
こういうことが言える腹づもりで仕事していると、「そういう人間は出てこないし、出てきたとしても、たいした相手ではないのです。なぜか、そうなんです。」というんですね。
ものすごく、腑に落ちました。
不当なことを言うイヤな人には、「ヨソにどうぞ。」と言ってやる、これは今の私における仕事上の重要な対処方法の一つなんだろうと感じました。
それから、この言葉も、斎藤一人さんの著作に繰り返し出てくることなのですが、次のようなことです。
「人は生まれてくる前に、神さまと二つの約束をしてきます。一つは、この人生を楽しんできます。もう一つは、人に親切にしてきます。」
この約束は、死んで、再び光の国に戻ってきたときに、神さまに聞かれるのだそうです。「楽しんできましたか? 人に親切にしてきましたか?」
こういうことを考えつつ、自分の目の前の問題に対処していくと、問題の本質が見えて、問題解決に向けて自分がやるべきことが見えてくると言います。
多分、楽ばかりの人生の人って、ほとんどいないだろうと思います。
その紆余曲折のある人生の中で、壮大なことでなくていいので、人生を楽しみ、小さなことでも、人に親切にしていく、これが結局のところ、人生における幸せの見つけ方なんじゃないかな、改めてそう感じました(^^)/。