今のマーガリンはトランス脂肪酸が減少
「マーガリンのトランス脂肪酸が心臓病などを引き起こす」ために、「身体に悪い」という説をあちこちで見ます。
そういうこともあり、パンにバターを塗ることに変えようとしたこともあるのですが、バターは冷蔵庫から出したばかりでは、大変固く、パンにすぐに塗るのは結構大変です。
これはみなさんもご経験あるでしょう。それで、やっぱりマーガリンに戻ってしまったわけですが、私の使用しているのは、雪印メグミルクの「ネオソフト」なんです。
※別に、宣伝料をもらっているわけではありません。ただ、この後、公式なデータを参照するので、明確に商品名を記載する必要がある都合からです。
50年以上続く商品で、スーパーならどこでも売っていて、かつ、シンプルで飽きの来ない味です。
先ほど、申し上げたように、冷蔵庫から出して、すぐパンに塗れるというのは、忙しい朝などには有難いことなんですね。
そんなこんなで、ネオソフトが身体に悪いという話は、果たして本当かどうか、雪印メグミルクのネオソフトにかかる公式ホームページを覗いてみました。
すると、こんな風に記載されていました。
①トランス脂肪酸、いまどきこんなに減っています!
1食あたりの『ネオソフト』に含まれるトランス脂肪酸の量はWHOが勧告する量の1/43
●WHO(世界保健機構)が目標基準として推奨する1日のトランス脂肪酸の摂取エネルギー比1.0%に対して、食パン1食あたりのネオソフト適正量10gに含まれる摂取エネルギー比は約0.023%(つまり1/43に相当)
②昔と比べて、トランス脂肪酸の量って変わったの?
原料油脂に「部分水素添加油脂」を使用しない配合によって、トランス脂肪酸低減を実現しました。
※部分水素添加油脂とは、トランス脂肪酸を多く含む原料油脂のことです。
●「ネオソフト」におけるトランス脂肪酸低減例
トランス脂肪酸含有量(g/商品10g)
・2004年 0.8g
・2018年 部分水素添加油脂の不使用
・2021年 0.05g
※さらなる低減を目指しているとのこと。
③家庭用マーガリン類のすべての商品で、部分水素添加油脂は不使用です。
●例:ネオソフト
含有量(サービングあたり)
※サービング…1回の食事や飲食に使用する商品の標準的な量のこと。食パン1枚に塗る量はおよそ8~10gと推定されるため、ここではその量を10gとして算出。
・トランス脂肪酸…0.05(g/商品10g)
・飽和脂肪酸…2.3(g/商品10g)
・コレステロール…0.1(mg/商品10g)
①~③をまとめると、現在の日本人におけるトランス脂肪酸摂取量の平均では、ネオソフトを普通に食べたくらいでは、身体に悪い影響が出るレベルではないですが、長い間多く摂りすぎると、冠動脈疾患など心臓病の発症リスクが高まるかもということです。
こうしてみると、いろいろなところで、言われている「マーガリンが身体に悪い」というのは、一昔前を前提にした話であり、業界も不断の努力を重ねて、トランス脂肪酸の低減に取り組んでいるようです。
ということで、パン好きな私は、ネオソフトの箱の裏に書いてあった次のような簡単レシピに取り組んでみました。
●その1…パンにマーガリンを付けてから、トースターで焼く。
●その2…あんパンを二つに切って、断面にマーガリンを付けて、トースターで焼く。
どちらも、マーガリンが程よく焼けて美味しいですよ。まぁ、普通使用に問題なしかな。
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