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ことの始めはAプラン・Bプラン併用で!

 「人生、大逆転!」を狙って、何かことを始めようとする人は、必ず一定数います。

 例えば、社会人になってから、仕事がうまく行かず、大学院大学に行って、司法試験を目指し、弁護士になるなどの目論見です。

 うまく行く人も一定数いるので、必ずしも全否定しませんが、こういう人って、大抵、世間体を気にしているんですよね。

 世間から見て格好いいのではないか、なんて感覚がどこかにあり、そういう資格などを狙って、「人生、大逆転!」を狙うという、結構、ありがちなパターンです。

 司法試験そのものをディスっている訳ではないんですよ。

 弁護士などの職業には、確実に向き・不向きがあり、事の是非を見極め、議論好きで、追求好きの人でないと無理なんです。
 ※基本的に、弁護士は「闘争業」なんですから、人と闘うことができない、優しい人には向いていません。

 司法試験に合格しても、自分には弁護士は向いていなかったという人もいるようですから、仮に自分は世間体だけで判断していると感じるのならば、自分の性格や適性を見極めた上で、その挑戦は思い留まった方がいい場合もあるのかなと思います。

 「人生、大逆転!」みたいな発想は、現在、浮かばれない人生を送っている人が抱きやすい考え方なんです。

 そのような人生に至ったのは、これまでの長年の蓄積の結果ですから、それを修正するのにもそれまでと同じくらいの時間がかかると考えた方が良いのです。

 人生をいい方向に変えて行くことには、全く異論はありませんが、問題は、そのスピード感なんです。

 「始めチョロチョロ、中パッパ」ではないですが、始めは、赤ちゃんのハイハイのようなベビー・ステップで、ゆっくり、しかし、着実に、そして、多少転んでも、経験値として学習して、何度でもチャレンジして行くような精神が必要なんじゃないかと思います。

 よく見受けられるのが、最初、気合いを入れて、100%の目標を立てて実行しようとし、すぐくじけて、いわゆる「三日坊主」になるパターンです。

 最初は、最大目標100%の6割でいいので、どちらかというと、その人生行動を継続していくことに評価を置くべきでしょう。

 その場合、100%の行動目標がAプランだとすると、その6割くらいの行動目標のBプランも用意しておくことです。

 そして、今日は、あんまり気が乗らないなというときには、少なくとも、Bプランは実行することにより、人生行動そのものは継続することです。

 私は、ラジオ体操を始めてから、25年以上経ちますが、最初から、毎日、きっかりラジオ体操体操第一・第二をできていた訳ではありません。

 まず、ラジオ体操そのものが、体のほぐしに役立つという経験をし、読書などにより理論的補強も固めてから、始めた訳ですが、調子の悪いときや、時間のないときは、ラジオ体操第一止まりにしたこともありました。

 これがBプランです。Bプランでも、人生行動は止めずに、継続することを優先すべきです。また、これが「三日坊主」にならない、かなり現実的な方法と言えます。

 人生は、努力の継続により、時間差を伴って次第に良くなるものですが、落ちるときは一気です。

 そのことを念頭に、世間の顔色ばかりうかがっての「人生、大逆転!」みたいな発想は持たずに、次第に次第に、ちょっとずつちょっとずつ、「気付いたら良くなっていた」みたいな人生を目指したいなと思います。

 みなさんはどう思われますかね(^^)/。

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