クレカ使用は難しい→デビットがいい!!
クレジットカードの使用方法というのは、家計管理上、難易度の高いものなんです。
というのは、クレジットカードで支払いをしても、その時点では、金銭の直接の支出はなく、1か月後くらいに、銀行口座から落ちるというタイムラグがあるからなんです。
このタイムラグは、金銭を支払う「痛み」を感じなくさせるデメリットがあり、従って、クレジットカードをよく利用する人は、現金利用者よりも、10~20%程度、金銭の支出が多くなる傾向があると言われています。
家計管理上も、金銭出納帳の一種である家計簿に記帳するのが難しく、クレジットカードは、現金の出入り項目以外の「メモ欄」などに記載することが多くなります。
※それさえしていないと、請求が来るまでいくら使ったかわからなくなります。
とはいえ、世の中の流れは、現金を持たない=「キャッシュレス」であり、クレジットカードを忌避してばかりもいられません。
なぜ、こんなにも「キャッシュレス」が進んだかというと、消費者視点で言うと、ポイントが付与されるからです。
現金の支払いでは、ポイントは付きませんが、クレジットカードならば、ポイントが付きますからね。「現金はお金の無駄遣い!!」
また、利用明細が届くので、それにより、トータル管理が(できる人には)できますね。
このことは、売上げを上げる店舗側にもメリットがあり、売上げにかかる現金入金は遅れるものの、金銭出納にかかる会計管理がコンピューターにより自動化され、また、(これも店側からすると「あるある」なんですが)店員などによる金銭の横領も防げます。
※だから、店側は、クレジットカード会社に対して手数料を支払っても、クレジットカード決済に(泣く泣く)対応しているのです。
しかしながら、消費者側からすると、クレジットカード決済は、とかく「使い過ぎる」というデメリットがあります。
使用するにしても、次の点には留意です。
①一括払いを選択する。分割払いやリボ払いは、「絶対に」止める。
※特に、リボ払いは、金利負担が著しく重くなり、また、債務残高がなかなか減らないことから、重債務者への入り口と言われており、特に危険です。命の危険さえあります。
②どうせ使うならば、月々発生することが決まっている公共料金等の支払いに充てる。これにより、クレジットカード明細が、公共料金等の明細書となる。
例)電気、ガス、水道、新聞、電話(固定・携帯)、NHK、プロバイダー料金 等
③比較的大きな金額の買い物で、盗難・破損等の保険の活用をしたい場合は、クレジットカードの使用も考える。しかしながら、それ以外の買い物のクレジットカード使用はお勧めしない(>_<)。
「あれれっ! キャッシュレス時代じゃなかったの?」と思われる方は、引き続き、お耳をお貸しください。
普通の買い物は、この数年で登場してきた「(VISA・JCB等のブランドによる)デビットカード」(銀行のキャッシュカードがそのままデビットカードとなる)に任せるのです。
デビットカードは、クレジットカードと同じ使用感覚ですが、違うのは、即時に支払代金が自分の普通預金口座からキャッシュアウト(支払い)されることです。
そのため、使い過ぎの心配もなく(残高不足なら使用できません。)、金銭使用記録も通帳に残り、かつ、なんと使用にともなって「ポイント」も付いたりするのです。
昨今は、月々の(少額の)手数料と引き換えにポイントが、通常のデビットカードより高く、また、商品への盗難・破損の保険も付いたものも現れました。
このデビットカードなら、キャッシュレス時代に対応しつつ、家計管理も楽ですよ(^^)。