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情シスの予算づくり体験を振り返って

はじめに

なーねこです。皆さんこんにちわ!!!!
2020年7月半ば、40歳で転職をしまして、本格的に情報シスとして働く事となりました。現在は情シス部門の立ち上げを行なっています。

「ちゃんとした情報システム部門」の経験は実質1年も満たない自分が、最初にどんな事を行ったのか、振り返りも兼ねて、書いてみようと思います。

40歳での転職については、別途、記事化しようと思っています!

「情シスキャリア」始めました

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今までは情シス兼人事として働いており、主にヘルプデスク、業務改善プロジェクト周りが多かったのですが、情シスに注力するキャリアとなりました。

情シス部門の立ち上げは初めてなので、ぱっと思い浮かぶ事としては
・現状の課題を把握し、打ち手を考えていく事
・ヘルプデスク対応
・アカウント管理
・資産管理
などを、コツコツと愚直に進めようかなと想像していました。

ですが、上長と話をしていく中で
・もう一歩ひいた目線
・高い目線で仕事をしよう

と、成長を促してもらえたため、
人員計画を含めたIT投資予算案づくりを任せてもらう事となりました。

入社して3ヶ月間、メインの仕事は予算づくり

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当初、1ヶ月もかからないと予想していた予算づくりですが、ここから怒涛の3ヶ月が始まるのでした。。。。


3年先を見通せる力が必要

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「As-Is」と「To-Be」という一般的な考え方のもと、情シスSlackの方々や、周りの有識者の話をきいて、下記をメインに直近の予算を出してみました。

・将来構築したい環境(IdPやMDM導入、EDRなど)
・採用計画にもとづいた人数に比例した、サービス契約料やPC購入等の価格

このように1年分を計算し、提出したのですが、上長の教えは次のようなものでした。

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予算づくりで意識した事

部門を立ち上げるため、また、経営層の近くで仕事をしたいという自分の考えに、「3年先を見通して一人前」という事を教えてもらいました。

この変化が激しい時代で、3年先を考えるのは難しいというのが第一印象でしたが、それでも、自分が創りたい未来を見据え、どんなステップを歩むのかは、とても大事な事だと気づかされました。

予算をつくるという事は、自分がつくるチームがどうありたいか、何の課題を解決するためにお金を使うのかという提案。

つまり
単純にかかる費用を並べるだけでは
何も始まりませんでした。。。。

こうして、IT戦略全般の提案書づくりへと発展していくのでした。

ここから3ヶ月間、ヘルプデスクや情シスが不在で、社内にちらばった関係業務を巻き取りつつ、IT戦略づくりに全力を注ぐ毎日となりました。

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このように、最終的にはIT戦略づくりとなるわけなのですが、上記のような項目でつくる資料は、すべて「大事な資金を投資するための判断」に用いられます。
予算づくりという背景には、このような仕事が関わってくるのだと、とても勉強になりました。

IT戦略の内容などは、別途、会社としての採用資料に盛り込みたいと思っていますので、こちらも完成したら公開していきますね。
情シス転職ミートアップに参加された方へは、ご説明している内容です!)

経営層が意識している事

予算づくりの中で何度も話にあがったものは次の内容でした。

・1名入社したらいくらかかるのか?
・イニシャルでかかるコストは?(初期費用、入社時のPC購入費用など)
・年間ランニングコストは、増加傾向なのか?
・1名あたりのランニングコストはどれくらいか?

そして、最も大事だと感じた事は次の内容でした。

役員の説明

資金を使う以上、投資家への説明が発生します。

役員は、投資家への説明責任があり、会社のお金を使うという事は、
「分かりやすく投資対効果、メリット、デメリットを伝える事ができるか」
これがとても重要でした。

まとめ

実は、予算はたてて終わりではなく、どう着地したか、予実の見通しの精度はどうだったかの検証が大切なのですが、これは、1年後くらいの自分の実績をもとに話ができればいいなと思っています。

1つ高い視点で仕事をさせてもらった事により
・経営層がどのように考え
・部門の責任者はどのように考えていくか
をもとにした仕事の仕方を、一歩踏み出せたような気がしています。

これからも上記を意識して、精進していこうと思います。

最後に

この記事は、「corp-engr 情シスSlack(コーポレートエンジニア x 情シス)#1 Advent Calendar 2020」の22日目の記事となります!

自分が情シスSlackの立ち上げ、運営を始めた時に願っていた事。
会社を超えた仲間に気軽に相談ができるという世界は、コミュニティの成長によって叶ったと感じています。

これらの仲間たちに支えられながら、ついに情シスのキャリアを歩みはじめる事ができました。本当に感謝しております。

次は、今から経験する事を周りの仲間たち、これから情シス・コーポレートエンジニアになっていく人たちへ還元できるよう、活動していこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!!

付録

Slack Tour Japan Onlineで登壇させて頂いた時の、情シスSlackのご紹介スライドがありますので、興味を持って頂いた方は、見ていただければ幸いです。


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なーねこ
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