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4月みたものよんだもの

全然見てない。本も4冊しか読んでない。4月前半と後半に課題があったので、その期間はなにも頭に入ってこなかった。

映画はもともと苦手。みんな映画を普通に見ているので、なんでだろうと不思議だった。この間抗精神薬を飲んで飛行機に乗ったら、4本も映画を見ることができ、単に身体的な問題だと気づいた。それから無理に映画を見るのをやめた。本も読みたいけど、読んでいるとやりのこしたこと、やりたかったことがたくさん湧いてきて、悲しくなってしまうのでしばらく読めないかも。

でもお芝居なら映像でも見られるのは不思議だ。ダンス作品とかここにないやつも見た気がする。そうはいっても最近は芝居の映像も見るのが辛くなってきた。というのも、日々たくさんの動画がアップされるけど、限定公開なので早く観ないとといけない。本来劇場やお芝居ってもっとゆっくりした空間であるはずなのに、急かされているようで嫌になってきた。なのでしばらくみていない。

原発事故についての論文や本をいくつか読んだ(課題のため)。今の状況にものすごく重なる。情報の不透明性、リスク認識の社会的な違い、相互依存・進歩主義的な文明自体のほころび...震災当時は政治的なことを何も理解しておらず、瞬間的な混乱と恐怖のイメージだけがぼんやりと残っているだけなんだけど、この10年議論が進んでこなかった結果がこれなんだろう、日本だけではなく世界的なレベルで。

最近はもっぱらpodcastを日々の楽しみにしている。
この番組の続きを毎日待ってる。Quarantine中の料理に関する質問をパーソナリティが愉快に答えてくれる番組。登場人物みんながチャーミング。
知らない料理とか食材の名前が出てきて、なんとなく味を想像するのが楽しい。「Dalは黄色じゃなくて緑のlentilでも作れますか?」みたいな。辛いのかな。インド料理屋さん行きたい。

アフターコ...的なpodcastや記事もここ1週間くらい読まなくなった。すっかりバズワードになってしまっている。最初は将来を楽観視することで気持ちが落ち着いていたけど、どうしても進歩主義的な言説に収束してしまうのを見て辛くなってきた。特にいくつかのメディアでは、この変化に乗り遅れるな、最先端の情報を誰よりも早く手にしよう、みたいなステートメントが出ていて悲しくなった。そういうものには加担しないぞ、という強い気持ちを持ちたい。

ここ2週間はダンス・ストレッチを毎日やっている。
いままではヨガをやっていたが、フォームの説明が少ないのでいつか怪我する気がしてやめた。代わりにこちらの動画でストレッチを始めた。

このストレッチをすると、怪我してからずっとぎこちない足が痛みなく開くのでびっくりした。お酒をいっぱい飲んでしまった日以外は毎日やっている。

オンラインでダンスのレッスンにも参加した。参加者の顔が見えづらいので少しさみしいけど、過度に自分のスキルを気にしすぎることがなくてよい。今日はGAGAのレッスンに出てみた。自分の姿も他人の姿も見れないので、好きなように実験して身体に向き合えて心地よかった。時計もまったくないので、知らない間に45分終わっていてびっくりした。

おそらく5月も同じように過ぎていくんだと思う。全部課題が終わったら、落ち着いて一息つきたい。その頃には本が読めるようになっていますように。

(追記)今気がついたけど、帰ってきてから買った本は全部ことばと場所の話みたいだ。異国で見知らぬ人のことばを探す話、無くなった故郷の言語を探す話、複数の箇所に根ざす人のことばの話。ちょうど使う言葉と場所が突然変わった時だったから、なにかをチューニングしたかったのかもしれない。

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