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余白をつくり健康になる為の iPhone「ヘルスケア」アプリ徹底ガイド2024

 時間的な余白、精神的な余白、全ての余白には“健康”が必須条件なのでヘルスケアアプリについて色々調べたものの、標準搭載のiPhoneヘルスケアアプリにはわかりやすくかつ網羅的な記事があまり無かったので、メモ程度に書き留めておきます。(Appleサポートの記事をわかりやすく整理)

健康になって生み出したい”余白”の定義はこちらです。

これ一つで、健康管理を「見える化」しましょう

 「健康に気をつけたいけれど、何から始めればいいの?」「運動、睡眠、栄養、メンタル、全部ばらばらなアプリで管理しているから面倒…」など、そんな悩みを解決するために生まれたのが、iPhone標準搭載の「ヘルスケア」アプリです。歩数や心拍数だけでなく、睡眠や食生活、さらには「こころの健康」まで総合的にカバーし、あなたの健康情報を1か所に集約してくれます。


以下は、iPhone「ヘルスケア」アプリ(iOS 17以降を想定)について、機能を網羅的かつ詳細に紹介する記事です。
日本の読者を想定し、記載する機能・名称は日本版iOSで使用される一般的な表記に基づいています。
本記事では、アプリ起動から基本操作、各カテゴリー機能の具体的活用例まで、徹底的に解説します。

なお、利用可能な機能は地域・デバイス・iOSバージョンにより異なる場合があります。詳細はApple公式サポートや公式サイトもご参照ください。
参考URL:


1. ヘルスケアアプリとは?

「ヘルスケア」はiPhoneに標準搭載されているアプリで、運動・栄養・睡眠など、多彩な健康関連データを一元管理するハブ機能を担います。

カバーする主な領域

  • 活動量データ:歩数、移動距離、上った階数、アクティブカロリー

  • 心拍・呼吸・血中酸素:(Apple Watch等連動時)

  • 睡眠記録:就寝・起床時間、睡眠ステージ分析(深い睡眠・浅い睡眠・レム睡眠)

  • 栄養管理:摂取カロリー、栄養素バランス、水分摂取量

  • こころの健康:気分・感情の記録と要因特定

  • 服薬管理:薬やサプリの服用スケジュール、飲み忘れ防止

  • 生理周期管理:生理日予測、症状メモ

  • 聴覚データ:イヤホン音量、周囲の騒音レベル

  • 医療ID・健康記録:(一部地域・医療機関連携)

  • その他:歩行安定性、心肺機能指標、検査結果など

こうした情報が1つのアプリに集約されることで、自分の健康状態を俯瞰し、行動変容に役立てることができます。


2. 初期設定と基本操作

アプリ起動

  1. ホーム画面で「ヘルスケア」アプリ(白地に赤いハートのアイコン)をタップ。

  2. 初回起動時、年齢・性別・身長・体重など基本情報を入力します。これらはカロリー計算や目標設定に必要な情報になります。


活用イメージ例

医療IDの作成

「医療ID」を設定しておくと、緊急時にロック画面から救急隊がアレルギー・持病情報・緊急連絡先にアクセスでき、迅速な対応が可能です。

  • 「概要」タブ右上のプロフィールアイコン → 「医療ID」をタップして編集・保存。

データソースの連携

  • Apple Watchを持っている場合:ペアリング済みなら自動で心拍数や消費カロリー、運動時間などが同期されます。

  • サードパーティアプリ連携:ランニングアプリ(Nike Run Club、Runkeeperなど)、食事記録アプリ(あすけん、MyFitnessPal)、瞑想アプリなど対応アプリの設定から「ヘルスケア」と連携を有効化。これでデータがヘルスケアに集約されます。

画面構成

  • 「概要」タブ:お気に入りのデータ指標(歩数、心拍数、睡眠時間など)を星マークで登録し、いつでもトップで確認。

  • 「ブラウズ」タブ:活動、こころの健康、睡眠、栄養、バイタル、検査結果、聴覚、生理周期などカテゴリー別に探せます。


活用イメージ例

3. 活動(アクティビティ)データの活用

項目例:歩数、移動距離、上った階数、消費カロリー(アクティブカロリー)、スタンド時間。

使い方・活用例

  • ウォーキング習慣化:毎日8000歩を目標設定し、達成度を毎日チェック。「概要」タブに歩数をお気に入り登録し、朝晩確認すれば、今日はあと何歩不足かがすぐ分かります。

  • 運動効果の可視化:週に2回ランニングを始めて1ヶ月後、平均歩数や消費カロリーが増えたかを見て運動効果を実感。

  • 階段活用:エレベーターではなく階段を使って上った階数を確認、脚力アップや消費カロリー増への動機付けにも。


4. バイタルサイン(心拍・血中酸素など)

Apple Watchや対応デバイスがあれば、心拍数、心拍変動(HRV)、血中酸素飽和度、心電図(対応モデル・地域のみ)などの詳細データがヘルスケアに反映されます。

活用例

  • 運動負荷と回復度分析:運動直後と安静時の心拍数を比較し、回復力向上を実感。ランニング後の心拍回復が早くなれば、心肺機能アップの証拠です。

  • 睡眠中の血中酸素モニタリング:睡眠時無呼吸が疑われる場合、血中酸素の低下パターンを確認して専門医受診の参考に。

  • ストレス対策:心拍変動が低下している時期はストレスが溜まっている可能性。深呼吸や瞑想を取り入れてみるきっかけに。


5. 睡眠トラッキング

睡眠データはApple Watchを装着して寝ることで、より詳細なステージ分析が可能(深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠など)です。
「ブラウズ」タブ →「睡眠」から就寝・起床時間や傾向を確認。就寝スケジュール設定で、風ダウンモード(就寝前の静かな時間確保)も可能です。

活用例

  • 寝つき改善:就寝時間を一定にする、スマホ使用を就寝30分前に控えるなど、実験的に生活習慣を変え、睡眠時間や深い睡眠割合が増えるかチェック。

  • 運動効果測定:軽いストレッチを続けたら、深い睡眠が増えたなどの因果関係を発見し、モチベーションアップ。

  • 朝型シフト:起床時間を30分早めた結果、睡眠効率はどう変化するか、データを見て最適な睡眠パターンを模索。


活用イメージ例

6. こころの健康(メンタルヘルス)

iOS 17以降、「こころの健康」機能が追加。気分を5段階程度で評価し、その要因(仕事、人間関係、睡眠不足など)を記録できます。

活用例

  • ストレス曜日特定:月曜朝が特に憂うつなら、その日の朝にゆったりした音楽を流し、リラックスタイムを確保。記録を続け、改善傾向が見られれば成功!

  • 睡眠・栄養との関連分析:気分が悪い日に共通するのは睡眠不足?食事バランスの乱れ?複合的なデータを並べて、自分に合った対策を打ち出せる。

  • 客観的な変化把握:長期的に見て、気分スコアが上向きになったなら、生活習慣改善が功を奏していると判断できる。


7. 服薬管理

「ブラウズ」タブ →「服薬」で、薬名、用量、服用時間を登録し、通知を有効にしておけば、飲み忘れ防止が可能。
薬の種類や形状をアイコンで表せるため視覚的にもわかりやすい。

活用例

  • 慢性疾患対策:毎日朝食後の降圧薬を確実に飲み続けることで、血圧コントロールが安定。

  • サプリ習慣化:ビタミンDやマルチビタミンなど、忙しい朝でも通知があれば思い出せる。

  • 医師への報告:飲み忘れ日数を正確に示し、医師に相談すれば、より適切な治療プランが立てられる。


活用イメージ例

8. 栄養管理

栄養データは、食事記録アプリ(あすけん、MyFitnessPalなど)と連携することで、摂取カロリーや栄養素バランスをヘルスケアに反映できます。

活用例

  • カロリー収支管理:摂取カロリーと消費カロリーを並べ、ダイエット目標達成度を客観的にチェック。

  • 栄養素バランス改善:タンパク質不足と気づけば、翌日から豆腐や魚を意識的に摂るなど、改善行動がわかりやすい。

  • 水分補給習慣:1日の水分摂取量が少なければ、意図的に1時間ごとに水を飲む習慣づくりへ。


9. 生理周期管理

「ブラウズ」タブ →「生理周期」から生理開始日を記録すると、周期予測、排卵可能性の推定、症状メモが可能。

活用例

  • PMS対策:毎月特定の時期に気分が不安定なら、対策(軽い運動、ハーブティー、早めの痛み止め準備)を打てる。

  • 妊活計画:排卵予測で、妊活時期を計画的に。

  • 受診時の参考:生理不順や周期変動を受診時に提示し、医師と詳細な相談が可能。


10. 聴覚データ

ヘッドフォン音量や周囲の騒音レベルを記録。騒音過多の場合、難聴リスクを認識し、音量を下げるきっかけになります。

活用例

  • イヤホン音量対策:常に高音量で聴いていると警告表示。意識的に音量を下げて聴覚を保護。

  • 職場環境改善:騒音がひどい職場なら耳栓やノイズキャンセリングを活用し、集中力や聴覚健康維持に役立てる。


聴覚の健康サポート

11. 検査結果・医療機関連携(地域限定)

日本では限定的ですが、対応医療機関や海外の一部地域では、検査結果や予防接種履歴などがヘルスケアに同期可能。

活用例

  • 健康診断データの一元管理:毎年の健診結果を蓄積し、コレステロール値や血圧の推移を長期的に追跡。

  • 慢性病管理:糖尿病患者が血糖値推移を確認し、運動や食事との関連を客観的に把握。


12. 歩行安定性やその他の身体機能指標

Apple Watchなどと連携すると、歩行安定性(歩行速度、歩幅、二歩間隔)や、心肺機能評価指標が得られます。

活用例

  • 転倒リスク軽減:歩行安定性が低下傾向なら、筋トレやバランス運動を増やしてリスク軽減。

  • リハビリ評価:けがや手術後の歩行能力改善を客観的に測定し、回復度合いを確認。


13. 医療IDと緊急用情報

医療IDの機能では、緊急連絡先、血液型、アレルギー情報、臓器提供意思などを記録。緊急事態でロック画面からアクセス可能です。

活用例

  • 万が一に備える:普段から医療ID設定をしておけば、倒れた時に救急隊が迅速な判断可能。

  • 海外旅行時の安心:言葉の壁がある海外でも、医療IDで持病やアレルギーをすぐ伝えられる。


14. データ分析と行動改善へのヒント

ヘルスケアはデータをただ集めるだけでなく、日・週・月・年単位でのトレンド表示や関連データ比較が可能です。

  • 行動改善例

    • 気分が落ち込む週は睡眠が短い → 就寝時間を30分早め、改善有無を検証

    • 運動日数が増えると深い睡眠が増える → 運動継続の動機づけ

    • 摂取カロリーオーバーが続く → 間食を控える、タンパク質摂取を増やして満腹感向上、経過観察

こうしたトライ&エラーを通じ、小さな行動改善を積み上げれば、長期的な健康目標達成も夢ではないかもしれません。


活用イメージ例

15. プライバシーとセキュリティ

ヘルスケアデータは、iPhone内で暗号化され、iCloud使用時もエンドツーエンド暗号化が可能です。データ共有は明示的な許可が必要で、不要になればいつでもアクセス権を取り消せます。

[設定] → [ヘルスケア] → [データアクセスとデバイス]から、どのアプリが何のデータにアクセスできるかを細かく管理可能。安心して使い続けられます。


16. まとめ

iPhoneの「ヘルスケア」アプリは、身体・精神・生活習慣データを一元的に集約し、あなたの健康を総合的に“見える化”してくれる頼れるツールです。
歩数や心拍、睡眠、栄養、こころの健康、服薬、生理周期、騒音、医療ID、検査結果…ありとあらゆる健康関連情報をまとめて扱えることで、あなたは自分の体と心の状態をこれまで以上に客観的かつ丁寧に把握できます。

最初は歩数や睡眠記録など、身近なデータから始めると良いでしょう。慣れてきたら、こころの健康や服薬管理、栄養バランス、聴覚データ、生理周期など、他の機能も徐々に取り入れ、自分なりの「健康計画」を立ててみてください。(睡眠課題を抱えている人が殆どと言われているので、下記のようなわかりやすい本もおすすめしておきます)

行動改善は、一朝一夕ではなかなか定着しません。しかし、ヘルスケアアプリを活用すれば、改善策が「数字」や「グラフ」で可視化されるため、小さな変化や成功体験を確かめながら前進できます。

今日から是非「ヘルスケア」アプリを開いてみましょう!
あなたの生活習慣改善の頼れるサポーターとして、きっと日々の健康管理を一歩前進させてくれるはずです。(あくまで一例としてヘルスケアの機能を最大限活用できるデバイスを紹介しておきます。あくまで一例なので、下記の使用を推奨するものではありません!念の為。


▼ヘルスケアの連動アプリが包括されている体重計

▼Apple Watchは高価で… という方でもスマートウォッチはかなり安価になってきています


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