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関ヶ原@読書感想文
読書感想文をnoteに書くのが随分と久々です。
最近、資格の勉強とかしていて読書をあまりしてないからだと思います。
そんな中、長編歴史小説を読みました。司馬遼太郎の「関ヶ原」です。
Kindleで読んだので本の厚みは分かりませんが、上中下巻あって、読み終わるまで結構時間かかりました。
読んだきっかけは体調不良で仕事を休んだ日に映画くらい観れそうだな、と思いアマプラを漁ったら岡田准一が石田三成を演じた「関ヶ原」が出てきたから、です。
岡田准一って軍師官兵衛の黒田如水のイメージがあるし、SPとかのアクション俳優という面もあるので、石田三成とはちょっとミスマッチな気もしました。
映画は面白かったんですけど、消化不良気味なところもあって、本を読もうか、と思ったんです。一応、歴史小説好きを自負してるので読んどかないとな、とも思いました。
覇王の家、国盗り物語は読んでましたが。
さすが天下分け目の関ヶ原の話を開戦のだいぶ前からつらつらと書いてるだけあって、登場人物がめちゃくちゃ多かったです。戦国時代の歴史小説で最初に読むべき本でないように思います。
それと司馬史観という言葉があるように、鵜呑みには出来ない、というところもあります。そもそも60年前に書かれた本です。その時点から研究も進み、新事実も出てるでしょうし。
もちろん、史実の通り、石田方(西軍)の負けで関ヶ原の戦いは終わります。司馬遼太郎が考える敗因が幾つかありますが、一つに石田三成の性格や考えの癖がありそうです。
共感性の欠如がしているというか、自分と違う価値観の人への理解に乏しく書かれています。
なので他大名が思い通りに動かないこと、裏でやっていること(裏切りや東軍への内通)に気づけない。
そして価値観が違うことに対して嫌悪感を持っている上にそれを態度に出すという場面も書かれています。そうすると嫌われます。なので、本当の味方が少ない。
あくまで、司馬史観ですけど。
そういう風に書かれている石田三成。何となく僕も似たようなところがあるような気がします。
働いていて、なんか考え方がずれてるなぁ、というか、何考えてんだ?コイツ…。っていう人がたまにいます。
なるべく近づきたくないんですけど、そうは行かないのが仕事。
わけわからんわ、とシャットアウトするのではなく、なるべく理解するように努めるのも必要なのかな、と反省しました。
あとは、それを態度に出さないようにしないと…。これまた反省。
と、関ヶ原の戦いから反省材料を見つけました。
城塞も読もうかなぁ。