顧客感動を創る〜お客様はプリンセス!?〜
お客様はプリンセス✨
この言葉が意味するのは1人1人のお客様を
特別扱いしてほしいという意味が込められています。
特に、スーツや美容クリニック、美容室等
比較的長い時間、お客様と1対1で接客に入るような業態では
特にやってほしい接客になります。
特別扱いというと少し語弊があるかもしれませんが
1人1人のお客様をその日、接客する内の10人の中の1人と思わず
1人1人を想って接客に望まなければなりません。
もし、その接客ができたらそのお客様はあなたのファンになること
間違いなしです。
あなたから買いたい、あなたに紹介したい、あなたの店舗に来たい
そういってくださるお客様が増え、あなたもあなたのお客様の
あなたの店舗も幸せになることができます。
1人1人と向き合うには
1人のお客様と向き合う時に大切なのは経験を知ることです。
接客する時間が長い業態では様々な話ができますよね。
その中でもしてほしい話が、お客様が何を経験してきたか
過去の話を深掘りしてみてほしいんです。
現状の価値観は過去積み上げてきたもので決まる
過去の積み重ねが今である
という言葉があるように過去の経験は
今の生き方に大きな影響を与えます。
過去の経験を知り、今の価値観を知ることができれば
それを元に特別な接客をすることができます。
しかもその接客はそのお客様だけのものなので
お客様目線では特別感があり、
あなたの元でしかその接客を受けられないとなれば
ファンになってもらうことができます。
スーツ販売での経験
これは僕がスーツのAOKIで販売員をしていた時の話です。
僕が担当したお客様は大学の入学式に向けてスーツを探しに来られたお客様でした。僕はいつも通り声をかけサイズを測り一緒にスーツを選び始めました。そのお客様は野球をされていたとのことで、体格もしっかりしていましたがあまり明るいタイプではなさそうでした。それを感じ取った僕は話し方を変え、あまり喋りすぎずそっとアドバイスするくらいの接客に切り替えました。喋らなさすぎも良くないので少し雑談を交えつつ話しているとそのお客様はこんなことを話してくださいました。
「僕は自分に自信がないんです。野球をやっていたけれどレギュラーにはなれず、ずっと補欠でした。そんな僕がこんなかっこいいスーツを着ていったらみんなになんて思われるか、それが怖くて・・・だから普通の黒のシンプルなスーツがいいんです」
そこで僕は、こう尋ねました。
『お客様はスーツを着てみんなからなんて言われたら自分に自信ができると
思いますか?』
「それは・・かっこいいって思われたら少しは自信になるかと思います。」
『そうなんですね。でしたらここでスーツを着て自分をよりカッコいい自分
になりませんか?』
「でも、スーツを着たくらいでカッコよくなれますか?
何も変わらないんじゃないですか?」
『そう思われるのもわかります。僕もそうでしたから。
ですが僕はスーツを着たことでカッコよくなれたとそう感じています。』
「??なんでですか?」
『少し大袈裟かもしれませんがスーツは僕の中で僕を別人に変えてくれる
ものなんです。仮面ライダーの変身ベルトみたいなイメージです笑
スーツを着ることで心持ちが変わりそれが顔や目に表われる。そうした
自分を見るとカッコいいなって感じるんです。』
「僕もそうなれますか?」
『大丈夫です。僕がお客様をカッコよくしますから』
そのお客様は結果的に紺色のシャドーストライプで
スリーピースのスーツを購入されました。
試着室での変わった自分をご覧になられた
あの時の表情は忘れることはありません。
過去の経験を払拭する
スーツ販売・美容クリニック・美容室等は
お客様の未来を創造できる職業です。
今の現状や過去の経験を払拭し未来のなりたい姿に
させることができるそんな尊い職業だと感じています。
だからこそ、お客様の過去や今を知り
未来にどうなりたいか、どんな未来が待っているかを
一緒に考えていかなければなりません。
そうしてお客様の未来を一緒に創造していく接客ができれば
お客様の人生に驚きと喜びを創ることができるので
あなたの元に、あなたの店舗にお客様が集まり
長く愛されるづける店舗を創ることができます。
まずはお客様をプリンセスだと思うところから
始めていきましょう!
僕と一緒に羽ばたきましょう‼️