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理解しやすくて、しかし実際には出来ないこのテーマを

Oct 11, 2005(楽天blogより)

理解しやすくて、しかし実際には出来ないこのテーマを

昨日は体育の日でした。
以前は十月十日が体育の日だったのですが、
今は十月第二月曜になり、祝日となりました。
十月十日は昭和三十九年、
東京オリンピックの開会式が行われた日です。
体育の日はその二年後、昭和四十一年から制定されました。

ところで、十月十日は一番晴れる日が多いのだそうです。
昨日は一日中雨でした。第二月曜になったから?

体育の日と言えば、思い出されるのは子供の頃の運動会です。
強い子も弱い子も、昼の弁当の時間となれば勝ち負けなんかすっかり忘れて、
村中の人達が集まり、まるでお祭りのようでした。

今は運動会もすっかり様変わりして、
両親揃っていない子の立場を考慮して弁当は教室で食べるとか、
優劣をつけるのは好ましくないと言う考えで
順位を付けなくなっています。
近所のそんな子供の弁当までこしらえて、
村ぐるみで子供達を見守る懐の寛さもなくなり、
優劣取り混ぜて一人の人間とする考えも
無くなってきたからでしょうか?

それならば、我が子の晴れ姿の為ならと
徹夜でカメラの場所取りをすることは
どう考えたらいいのか戸惑うばかりですが・・・。

運動会も歴史の変遷があって、戦争中はからだを鍛えることが軍事訓練と結びついていました。
明治七年、海軍兵学寮で初めて行われて以来運動会は軍事的性格をもったものとなり
団体訓練をする場として運動会は利用されて行きました。

野口三千三は、

「敗戦語、私は、私自身の裏(なか)の虚脱と
混乱の状態から抜け出すために、
他の人のいうことをそのまま信ずることを一切止めて、
私自身のからだの実感をもって、
確実に信ずることのできることだけを頼りにして、
一つ一つ丁寧に何回も確かめるという方法によってあるき出した」                
                    野口 三千三


〜のです。そして…

「信じて、任せて、待つ」(野口三千三)

にたどりつきます。

火曜クラスの今日のテーマは、「信じて、任せて、待つ」でした。
理解しやすくて、しかし実際には出来ないこのテーマを
「私自身のからだの実感をもって」確かめた一日でした。


〜教室は団体訓練の場でもなく、
 からだを鍛える場でもありません。

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