油にまつわるエトセトラ その7 ~授業書《あかりと文明》でのアナザーストーリー~
仮説実験授業を簡単に(私の言葉で)まとめると・・・
ということが実現できる、本格的な科学の授業です。
仮説実験授業の進め方はこちらの動画をご覧ください。
《あかりと文明》をやっていた時のマンガ資料を
「油にまつわるエトセトラ」としてまとめています。その6はこちらより↓↓
8.子ども達のつぶやきより
子ども達とわいわいがやがやとたのしく授業ができる仮説実験授業。
前回に引き続き、
今回は《あかりと文明》を受けた子たちの
何気ない子ども達のつぶやきや授業の様子を紹介します。
※5・6年生に実施。子ども達の名前は仮名です。
授業の最初はエゴマ油となたね油の違いを学習します。
そして、その後質問3で‥
これから授業書で出てくる油をみんなで言いまくるのが…ステキ💛です。
子ども達ってすごいなぁー。
この質問では、結構いろんな油やいろんな国が出てきます。
子ども達は、知っている油や国をいっぱい言います。
むしろたくさん言っている様子を見て、
「すごいね!たくさん知ってるねー」と思っちゃっていますし、
そのことも子ども達に伝えています。
というわけで、そのまま授業を進めてくださいね。
しょうたろうさん、エゴマ油の肩を持っていました。
確かにそうだよね。オリーブオイルも昔から使っていたし、
エゴマ油も昔から使っていたんだから(エゴマ油はススが出ます)
献立表をみて、ナタネ油が入っているのを調べるお子様たち。
今食べている油を昔はあかりとして使っていた ということに
新たな見方・そして新鮮さを感じるようです。
(私もこのことを知ったときびっくりしました)
また、仮説実験授業である《もしも原子が見えたなら》を先にやっていると…。
という、喜ぶ声が。
授業の広がり💛も感じちゃいます。
さてさて、《もしも原子が見えたなら》についてはこちらに。
絵本はこちら。学級文庫でおいておくのもいいですよ❤
『英日対訳マンガ もしも原子が見えたなら』には、
授業の進め方も掲載しています。
そして、最後は…
こうやって、自分達のスバラシサを確認できる子ども達‥‥ステキ💛
9.「自分のすばらしさ」を発見できる
仮説実験授業提唱者である板倉聖宣さんは、
『たのしい授業の思想』(仮説社)にこのように書かれています。
まあ。確かにそうですよね。
現場でも、教科書に掲載されていない授業をすることに抵抗がある という方もいらっしゃると思います。
しかし、先生になるとき
「子ども達にこういうことを教えたい」
「子ども達と一緒に楽しいことをしたい」
という願いをもって先生になった方々も多いのでは?
私もその一人です。
とはいえ、なってみると…なかなか授業もなにもかもうまくいかない という壁にぶち当たり、早い段階で落ちこぼれになってしまいました。
そんな私に、
たのしく授業をしたい!私は子ども達に教えたいものがある
というのをはっきりと教えてくれたのが
仮説実験授業でした。
それを教えたいから…今も授業をしています。
そして、板倉聖宣さんはこのようにも言っています
これができるのがまさに仮説実験授業だな~と、
《あかりと文明》を通じて思ったのでした。
板倉聖宣さんの著書はこちら
(その8につづく)
2024年4月に、仮説実験授業《あかりと文明》の電子版ができました!
授業書《あかりと文明》はこちら↓
*題名は、PUFFYの曲「渚にまつわるエトセトラ」を拝借しました。
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