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マット運動の技の練習方法聞きました~練習動画あり~


●マット運動やってます

毎年ある「マット運動」の授業。
昔は、「うまく教えられないし、マット運動の授業をどうやったらいいんだろう?」と思っていました。
しかし、そんな私を救う本が現れました。
それは、峯岸昌弘著『たのしいマット運動への道』(仮説社発行 ※現在品切れ Amazonには定価より高く売られています…。一応紹介します)です!

こちらの本には
授業プランのように一つ一つの技についての練習方法・またはどんな力や
コツが必要なのか?が書かれています。

本についているDVDも俊逸!動画で分かりやすく教えてくれるので、
私はこの動画をGoogleドライブに入れ、そして子ども達にはGoogle classroomに投稿して、動画を見てもらっています。

ドライブに入れています。


マット運動自体の授業時数は大体5~6時間。
最近は(変更あり。あくまでも私の授業の流れとして参考程度に読んでください)

1時間目…倒立
2時間目…前転
3時間目…後転
4時間目…側方倒立回転
5時間目…前方倒立回転 などなど
6時間目…テスト

みたいな流れでやってます。

1時間内の流れとしては、前半はこの本に記載されてるトレーニングをやり、その後子ども達でわいわいとできる技・できそうな技をを磨く みたいな感じです。

●高学年での発展技

さてさて、【体育編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 124ぺには、高学年での更なる発展技 としてこれらが記載されています。

[回転系 接転技群 前転グループ発展技の例示]
○ 開脚前転(更なる発展技:易しい場での伸膝(しんしつ)前転)
○ 補助倒立前転(更なる発展技:倒立前転,跳び前転)
○ 伸膝後転(更なる発展技:後転倒立)

[回転系 ほん転技群 倒立回転グループ発展技の例示]
○ 倒立ブリッジ(更なる発展技:前方倒立回転,前方倒立回転跳び) 
○ ロンダート

【体育編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 124ぺ


この短いマット運動の時間にどうやって入れようか…と思うのですが、
この技を動画で紹介するとやってみたい!という子たちも増えます笑
また、クラス内でも、1~2人くらい発展技ができる子がいると、
これまた「やってみたい!」ともなっちゃうことも。

ですから、
1時間内の授業の後半でこれらの練習を始める子達もいるのですが…、
なにしろ発展技 です。

どうやって練習するの?どんな練習方法なの?

ということが、私がわからない

ひええ…💦


●聞いてほしい

(子ども)「先生。どうやって練習したらいいですか?」
(私)「うーん…先生もわからない…」

すると…子ども達から

峯岸さんに聞いてほしい

というリクエストが笑

というわけで、子ども達から
「どうやって練習したらいいんですか?」の質問をまとめてみました。
それがこちら。

①伸膝(しんしつ)前転で足があがりません。どうしたらいいですか?
②後転倒立の仕方がわかりません。どうやって倒立をしたらいいですか?
③ロンダートの着地をきれいにするにはどうしたらいいですか?
④跳び前転ってどのくらい跳んだらいいんですか?コツは何ですか?


●聞いてみた

そこで、峯岸さんに子ども達の質問を聞いてみました。
すると、練習方法を動画でまとめて送ってくれたのです。


送られた動画をまとめてclassroomに貼って子ども達に見せました。
すると子ども達から「なるほど!」という声が!

次の体育の時間から、さっそく練習を始める子たちが続出笑

なんと、しんしつ前転に関しては、この練習方法をすることでできる子も!
今までできなかった技ができるようになって大喜び♪

後転倒立も動画を何度も見て「エビキック(※1)!」と言いながら練習し倒立が上手になった子や、
とび前転で「手と足が離れていればいい」という言葉を聞いて、
ホッとしながら練習する子もいました。
ロンダートは、ホップ(※2)を意識して練習する子もいました。

(※1)エビキック…足を蹴り、膝を伸ばしてスーッと床を滑らせます。これは、後転での大切な〈けり〉の形と似た動きです。足でけった後に、膝のところに引き付けると、坂道以上のものすごい勢いがついて転がることができます。
(※2)ホップ…体操選手が床運動などで見せる、技に入る前に〈伸びあがるように跳ねる〉動き。助走の息を意を〈回転力〉にきっかけを与えてくれる大事な運動。

峯岸昌弘著『たのしいマット運動への道』(仮説社)より 中村が要約


ロンダートを練習していた子の体育ノートには

ホップをしてみた。いつもより助走できた。だんだん着地がそろってきたのでよかったと思います。もっときれいにするなら、手を素早くはなしてキレイにとびたいです。

後転倒立を練習していた子の体育ノートには

峯岸さんの動画を見ながらやると、意外とできかけた。動画をみるとさらに出来栄えがあがった。

と書いていました。


ホップやエビキックなど、授業の前半でやってるトレーニングが発展技にも活きるんだというのがわかると、さらにたのしくマット運動に取り組めるようになるのではないかな?とも思っています。


●わからないことを聞けること

峯岸さんと私が連絡を取れる環境だから‥‥ということもあるかもしれません。
しかし、わからないことをそのままにしていたら、私もわからないままで終わっちゃうし、毎年行われるマット運動で毎回指導ができずに終わることだってあるかも?

また、仮説実験授業提唱者である板倉聖宣さんも、

「わからない」と言うのが謎解きの第一歩

板倉聖宣著『発想法かるた』(仮説社)

とおっしゃっていますし。

まぁ、仮説実験授業研究会の雰囲気も「わからないことをわからないといおう」という感じですので、聞きやすい ということもあります。
ですから、どの方にも気兼ねなく聞いてみてくださいね。
なお、『たのしいマット運動への道』には、峯岸さんの連絡先も掲載されています笑

また、記事の下にある
「クリエイターに問い合わせ」でも問い合わせることができます。


ここから問い合わせできますよ!


そして最後になりましたが…
今までマット運動を教えることできなーいと思っていた私も、教えらえるようになったのは、この本のおかげです。
本当におススメですので、手に取ってほしいと思っています♪

なお、動画公開については峯岸さんに許可をもらっています。
峯岸さんありがとうございました!



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