災害への備え
小学生のころ「避難訓練」といえば、地震を想定されたもの。当時は「東海地震に備えて」だった。しかし、東海地震は未だに起きず、震災の最初の記憶は1995年1月17日の「阪神淡路大震災」、そして、もうすぐ10年目を迎える「東日本大震災」。
祖父に子どものころから寝る前に必ずするように言われていたことが2つある。
1:お湯を沸かしてポットに入れておく
これは、何かが起こったとき暖かいものがあると人は落ち着くことができるから
2;翌日の準備は全てする
翌日、着るもの(下着、洋服、靴下、靴に至るまで)、鞄を用意する。
これも何かがあったとき、もって逃げればとりあえず過ごすことができるから
と大人になった今も続けている。
翌日の準備という点では、在宅勤務も許可されているし出かける予定がないのにということはあるけれど、やはり、翌日着替えるものや、鞄に必要なものは入れている。
実家を出てから元々備蓄はそれなりにしていたがコロナ禍になり、見直しもした。
昨年、緊急事態宣言が出たときに、日本はロックダウンには至らなかったが、店頭からあんなにものが消えたのは震災以来だった。コロナに罹患した場合でも食べれるものや、普段から食べるものを効率的に買い置きするようにした方がよいと。
水2リットルのペットボトルを箱買い。お米は玄米で購入。缶詰、パスタやおもち、カップスープ類、おかゆなど。最近、登山を始めたこともあり、山で使いやすいものは非常時にいいだろうという目線で買うようになった。
昨年はコロナ自粛で断念したが、テント泊をしてみたいということから70リットルのザックを購入。今まではフェス用に買ったいわゆる「キャンプ用テント」があったが、山岳用のテントをゲットから避難用品を一掃。
避難セット
・山岳テント、マット、シェラフ、ヘッドライト、電池、ランタン
・OD缶のガス、コンロ、お鍋3種類、メスティン、固形燃料、サランラップ、ビニール袋
・食料(約10食分)、お菓子など
・2リットルの水2本
・着替え、タオルなど
・救急セット、身の回りの物(薬やメガネやマスク、除菌グッツも)
・携帯用の充電池、コンセント、ケーブル類など。
80リットルのザックを買えばよかったとちょっと後悔している。
カセットコンロや予備のガスもあるが、OD缶のガスは場所も取らないし山でも使える。避難先で使うことを考えたら、カセットコンロは持っていくのは難しい。最近はやりの、メスティン。固形燃料が燃え尽きたらごはんが炊けるのは画期的。パンも焼けるとかメニューもいろいろ出ているので購入してみた。今やスマホが手放せない時代だけに、充電池は必須。
ま、家にいるとは限らないのが災害の怖いところではあるが。
それと心配なことは、もし東日本大震災級の地震が起こり、震源地も同じような場所だった場合、原発はどうなるのかという問題。まだまだ廃炉処理途中だけに目に見えない被爆の恐怖と戦うこととなる。とはいえ、備えは大事だろということで1か月は引きこもり可能な状況である。