見出し画像

【発達障害と向き合うブログ】#07 グレーゾーン息子の将来の夢|モヤモヤした時期|

卒業を迎えて

前章でもお伝えしたように
小学校生活の後半は厳しい環境で
過ごすことになりました。

それでも何人かの友達ができ、
息子の厳しい人選によって
選んだ友達は
本当に心根の優しい子ばかり。

人に対して敏感なため、
なかなか心を開きませんが、
その分、
見る目があるのかもしれません。

そんな息子も卒業を迎えます。

水中カメラマンになりたい

ブラックマンタに出会ってから
魚好きになった息子は、
保育園の頃から、
将来は水中カメラマンになって
新種を見つけたい!

話していました。

写真に自分の描いた絵と
説明を添えて
オリジナルの図鑑や
写真集を作りたいそうです。

卒業文集では、
水中カメラマンになりたいという
将来の夢を語っています。

国語も作文も苦手で、
テストの点数も
目も当てられないありさまですが
卒業文集のために書いた
将来の夢には驚嘆しました。

本当に息子の文だろうか???

と、疑ってしまい、
担任の先生に伺ったくらいです。

興味を持っているものと
そうでないものの
ギャップが激しいのは、
障害のせいだったのかなと
今ではそう解釈しています。

潜水艦で海探検|保育園の時の絵

僕の将来
僕の将来の夢は水中カメラマンになることです。何で水中カメラマンになりたいかというと、僕が一歳八ヶ月の時に見たNHKのドキュメンタリー「伊藤英明 奇跡の海を潜る」に出てきたブラックマンタが忘れられないからです。マンタの仲間のナンヨウマンタは全世界の熱帯とその周辺海域に生息するエイ類。エイの仲間では最も大きくなるグループで、体盤幅(体の幅)は最大四mになるエイです。そしてブラックマンタはその、ナンヨウマンタの種類で名前の通り体全体が黒いマンタです。そして、そのブラックマンタがいた奇跡の島の名前は「ラジャ・アンパット」といい、群生するサンゴの種類が世界一である上に、千三百種を超える色とりどりの魚が棲むことから、世界中のダイバーたちに育跡の海”と呼ばれています。その映像を見た時、僕はブラックマンタのことを「ブウマンタン」と言って何度も何度も両親に見せてとせがんでいました。この映像を見てから水生生物を好きになり、魚の絵をたくさん描くようになりました。そして今、一番好きな魚はウツボです。ウツボはウナギ目ウツボ亜目ウツボ科の海水魚の総称です。比較的暖かい地域を好むため、日本では島根県から九州にかけての日本海側や、千葉県の房総半島から九州までの太平洋側などに生息している魚です。何でこの魚を好きになったかというと、ウツボは「海のギャング」とも言われていて、それを聞いた時かっこいいと思ったからです。また、狙った獲物はなかなか離さず、デスロールという技を使ってしとめていくことがとても心を震わせました。ウツボやブラックマンタなどが好きになった僕は、水中カメラマンになってたくさんの魚を撮りたいと思いました。また、自分で撮った魚を図鑑にのせたり、自分だけの写真集を作りたいと思いました。写真集はどんなのがいいかと両親に聞かれた時は、迷わず「写真と共に、その下に自分の絵を描きたい。そして、自分なりの説明をつけたい」と答えました。作った写真集や図鑑は小さい子供から、大人まで楽しめるような本にしたいと思いました。そしていつの日テレビで見ていたラジャ・アンパットに潜って本物のブラックマンタを撮りたいと思っています。もちろん、ブラックマンタだけじゃなく大好きなウツボや色とりどりの魚やサンゴも、撮りたいと思っています。そして、自分が大人になった時にはテレビなどに出てそれをみている子供たちに海の生き物、魚を大好きになってもらいたいです。ラジャ・アンパットを撮った後も僕は他の国、島などの海に潜って、たくさんの魚を撮り続け、たくさんの本、図鑑を出していきたいです。自分はそれだけで幸せだと心の底から思っています。僕は早く大人になって水中カメラマンになりたいです。

小学校の卒業文集より

ここで、小学生までの出来事は終わりです。
次章からは、中学生になり、
発達障害が分かり、思春期に入った息子の
変化を書いていこうと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集