幸運
毎年、早稲田の一陽来復・一陽来福お守りを頂きに行っていて。今年も行った。
数年前までは、必ず冬至の朝にもらいに行き、夜にはお守り札を柱に貼ったのだが、ここ最近は行けていなかった。
今年は、冬至が土曜日で。家内も仕事が早く終わりそうというので、夜、行ったのである。
お守り札は、さほど並ばすに手に入れることができた。家内と仲良く。
だが、それとセットで手に入れている、開運の小槌のお守りは人気で、並ばねばならなかった。
家内は、仕事で疲れていて。こう、言い放った。
「また、今度にしよう」
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
さっちゃん(注1)の、また今度は来ないからな。
「いや、今日でないと、来年開運しないから」
と言うと、こう、帰ってきた。
「それでも良いじゃん。運は、開運するときに開運するから」
なんのはなしですか。
そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、開運の小槌が手に入ったのは私のお陰よね。
私は、自主的に倍返しを決意した。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。