貧乏神
ここ3年半、ほとんど出張もせず、旅行もそれほど出ていなくて。まして、自分で手配して宿泊することも、とんと無くなっていたので、こういうクーポンについては無頓着になっていた。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
さっちゃん（注1）の、最重要こだわりポイントなのに。
8月末に、福岡に出張の機会があり。その時の宿泊費分について、ある日同僚から、手続きすればクーポンがキックバックされるから、お土産などを買うつもりなら使うと良いよと教えてもらった。
なんと奇特な同僚だろうか。
だが、その手続きには一度押さえたビジネスホテルもキャンセルせねばならないらしく。クーポンの手続き自体もままならなかったので教えて欲しいとお願いすると、なんと、懇切丁寧に指導してくれた。
そして、念願のクーポンが手に入った。
帰宅時も、いろんな誘いも断り、一目散に空港に向かい。お土産を買った。
自分の趣味で「イカめんたい」を購入し、少し足は出たが、「博多通りもん」と「あまおう」の家族分はほぼクーポンで賄った。お楽しみは酒の肴として、ちびりちびりと食べた。
大満足である。
その話を帰宅してから家内に話すと、めちゃくちゃ喜んで。その同僚の人、神様だね。でも、気づかないコジくんは、相変わらず貧乏神だね。
そう、ディスられた。
そんなこんなの思い出に浸っていると、ソファーからお呼びがかかった。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、そもそも長男が飼い出したハリネズミのリキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。