見出し画像

モニュメント

既に9月に終わってしまったが、VIVANTというドラマがあり。別班というエージェントがテーマのドラマで、かなり面白く見ていた。

家内も、長男も、次女も、面白いと言っていて。視聴率も高かったように思う。


いつの頃からか、赤坂に、そのドラマのモニュメントが建ち。そこに、出演者が順次サインをしていく様子をSNSであげていて、それが話題にもなった。

私は、何度となく家内に、このモニュメントを見に行こうと誘いはしたが、家内はナマ返事をするだけで、終ぞ腰を上げることはなかった。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

さっちゃん(注1)の面倒くさい癖は、相当根が深い。


ドラマは見るのだ。わぁわぁ言いながら。聞かなくてもいいのに、私に逐一解説を求めながら。

だが、さっちゃんの腰は、超新星の核、中性子星よりも重い。


結局、そのモニュメントは見ることが出来ず。我が家にとって、赤坂は、やはり遠かった。




そんなこんなの思い出話を家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑っていた。


マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。


家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。



だから。



これで、いいのだ。



(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、そもそも長男が飼い出したハリネズミのリキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。



■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。





いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集