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願掛け
火曜日から家内の11月初旬の福岡出張の話を続けてきたが、家内はなんと、その翌週も福岡出張をしてのけた。
今宵は、また、その話である。
翌週も飛行機に乗るということで。便を確認していたので、今回も鬼滅ジェットなのかと問うたところ、こう、返ってきた。
まさか。そんな、子供みたいな事しないわよ。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
いやいや。出張を遠足のように捉えているその雰囲気自体が、もう、子供を超えているように思うけれど。
2週間も連続で福岡に出張し。福岡を堪能してきたようなので、もう、何も無いと思っていたら、家内からのLINEで、昼過ぎに抜け出して神社に願掛けに行ったという。
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次女は、あるスポーツをしていて。実業団でも働きつつアスリートとして土日は遠征、試合に帯同している。
その次女の無事と勝利を願って、ご利益がある神社に出向いたというのだが、肝心な、神社の名前を忘れたのだと言う。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
実に、さっちゃん(注1)らしい発言だ。
まさに。
早速昼間から次女とのLINEに入れていて。次女からは、夜遅くに、お礼のコメントが入ってきていた。
まあ、我が家がきちんとまわっているのは、家内のお陰なのであるから、私は、自らのミッションに真摯にいそしもう。すなわち、仕事と家事である。
そんなこんなを家内に語ろうとして後ろを振り向くと、空のソファーが、静かに笑っていた。
そうだ。いるわけがない。今は、福岡に出張なのだから。
シーンとした部屋の空気に、なんだか、心が追いつかなかった。
いや、寂しくなんかは、ないのだ。
昼間のやりとりからすると、家内は、元気なようである。
家内が元気だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、そもそも長男が飼い出したハリネズミのリキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。