ふた
Y1000の話は、二度ほど記事にしている。そして、こうしたものは、人により、合う合わないというのがあり、そのコメントを何度も頂いている。
今日は、そういう話ではなく。家内のヤクルトに対する拘りの話である。
家内がどんな拘りを持っているかというと、ヤクルトの沈殿物に対して、である。
少し置いていると、確かに瓶の底に、ちょっとした沈殿物が残る。そして、ちょっと振ったくらいだったら、それはなかなか溶け込まない。
だから家内は、ヤクルトは、逆さにして並べておくのだと主張するのだ。
どうも、この沈殿物にこそ、栄養物があるとする説もあるらしく。それを取り込まないのは、勿体ないという思想だ。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
全部逆さにすると、ちょっとした違和感があるなぁ。
逆さに置いておくと、確かに、ふたに、その沈殿物のこびりつきがある。家内によると、それを舐めるべきだというのである。
無駄なく栄養を取り込むために。
だが、気付いてしまった。
私は、朝、事務所でY1000を飲むのだが。通勤移動しているあいだに沈殿物は溶け込み、ふたは綺麗になっている。
これなら、わざわざ逆さにして保存することは無いだろう。
だが。
家内のこだわりは、大切にしておこう。だから、我が家のY1000は、今日も逆さなのである。
逆さにしてふたをきちんと舐めているという、そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、ときどき、素直になるね。ほんの、ときどき。
なんのはなしですか。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。