リキ日記_10g
ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。
我が家のハリネズミの名前は、リキという。
リキのエサは、だいたい今まで、大好きな乾燥ミルワームが4g、苦手な固形エサを11gの15gを基本としてきた。そして、夏前くらいまでは、それほど残さなかったし、残ったものはそのまま翌日のものに足してきた。
だが、夏に入ってから、固形エサの残りが少し目立つようになり。苦手な固形エサは、新しいものは、それでも食べることが発覚したものだから、エサの内容を変えることにした。
なるべく固形エサの残りが無いようにして回す。
でも、心配なのは、何らかの理由で帰宅できなかったときにリキを空腹のままにしておくこと。
夏の間、試行錯誤を繰り返し。配合を、考えた。
その結果、乾燥ミルワーム5g、固形エサ5gの、合計10gとすることで、8月お盆過ぎから試している。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
まあまあ、食べるね。乾燥ミルワームは、完食だし。
まだまだ様子を見るべきだとは思うが、暫くはこれで試して観察していこうと思っている。
だが、残した固形エサを処分しようとすると、家内が言うのである。
「勿体ない、コジくんは、リキに過保護すぎる!残りは捨てるなら、コジくんが食べたら?」
なんのはなしですか。
そんなこんなを家内と語らおうとして振り向くと、家内が足を指さして笑って言った。
冗談よ。冗談。だけど、マッサージ倍返しね。
……。
家内は、マッサージをすると、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
「僕」は、日本語を異世界で話しているが、都合のいいことに、翻訳されている。そして登場人物は異世界ゴ話しているが、それも翻訳して意味がわかる。
こういう自然な設定を、サラリと思いつき。サラリと世界観を醸し出せる。才能だろう。
イラストを描かれるひと。磯貝さんもいわのりさんも、文章を読むと不思議にイメージが沸いて出てくる。たぶん、アーティストというのは、そういう言語化、文章化ができる人なのだろう。
実に羨ましい。
てるとさんは、いろんな工夫をし、課題を乗り越えながら、ミニチュア製作を続けている。
私はこれを、チャレンジストーリーと勝手に称しているのであるが、それを読むのが実に面白い。
そういうストーリーを知っているからこそ、現実に作品を目の前にすると、その苦労が思い起こされる。そして、値札を見て、これじゃ安すぎるなんて、思ったりするのである。
実際に展示会で作品を購入するのが、記事を毎日読んでいると、ほんとうに楽しみになる。
いわのりさんで私が感心するのは、多趣味であるところだろうか。
イラスト、読書、小説、ミニチュア、鉱石、宝石、そして投資。いろいろなことをきちんと距離感を保ちつつ、自分の哲学の軸に照らして取り組んでいる。
こういう自分をきちんとコントロールしていくところが、ほんとうに羨ましい。
「ユニクロ」いつか、図書館で借りて読みたい本である。