猛追
この夏の終わりから、実は、日本史を学び直している。
もともと勉強嫌いで、その中でも、なぜが社会科が嫌いだった。歴史などはその最たるもので、中学も高校も、授業は睡眠時間だった。
そんな私が、心機一転、歴史に手をつけた。
一番最初のきっかけは、二年ほど前に出会った千世さんの記事だ。千世さんの記事はほぼすべて読んだが、レキジョークルという元ママ友同士から発生したサークルで探歴旅行をしていらっしゃるのがとても面白そうで、羨ましくて。少し歴史を知っていたら神社仏閣を訪れるのも面白いのだろうなと思い始めた。
そうこうしているうちに、noteの世界のカリスマとも言うべきイトーダーキさんに出会い、そこからダーキさんのスタエフを聴き始めた。
そして出会ったのが、じゃむむさんである。
ダーキさんのスタエフの配信は、ほぼ、2時間フルフルである。
最初、正直、えっ?と思った。聴けるだろうか。こんな長い時間。
ところが折しも、ダイエットをし始めていて。ウォーキングの時には、歩きpadや歩きスマホが出来るわけでもなく、ここは音声だろうということで、スタエフやVoicyを精力的に聴き始め、それがいつしか習慣になり、そしてむしろ、音声が無いと歩けなくなった。
じゃむむさんの、今のところアーカイブになっているスタエフの配信は、太平洋戦争から戦後までの日本史である。
これが、実に面白い。
何が面白いかというと、人にフォーカスして歴史が語られている。普通の教科書や歴史の書物は出来事が中心だが、それとは理念や方向性自体、一線を画している。
人が織りなしていく、息づいている歴史で、配信では、東京裁判の松岡洋右や、昭和天皇の玉音放送のモノマネまで出てくる。じゃむむさんがいかに歴史、人が好きなのかが伝わってくるのだ。
すっかり、じゃむむさんのファンになってしまった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
そういう歴史にまつわる興味が学生時代のコジにあれば、もう少しマシな人間になっていたかもしれないが。残念っ。
そして、とうとう、この猛暑の夏の終わり。じゃむむさんのnoteに立ち返り、意を決して、「30年日本史」の世界に入り込もうということにした。
ここに、目次を貼り付けて参照しておくが、日本史を旧石器時代から、毎日Word文書1ページ分ずつ書き起こして記事にして。毎日投稿を積み上げて30年かけて日本史を書き上げる。最後のページは、じゃむむさんご自身のページを書くのが夢、と、されている。
「歴史に残るのは、俺だ」
なんて、格好良い決めゼリフが聞こえてきそうだ。
最初、毎日数話ずつ読み始めた。だが、秋のある日、計算すると、どうも2024年の夏くらいまでかかりそうな感じになった。
そして、計画を立て直した。この、クリスマスまでに追いつこう。そういうコンセプトで。
すると、もう少し多めに読まねばならないことが判明した。そしてその日から、毎日7話ずつ読むことにしたのである。
実は、私は、昔から悪ガキだったこともあり、傍若無人な性格で。気に入った人には声をかけねば気が済まない、人の領域に土足で上がり込むタチで。一話一話、拙いコメントを一言残しつつ、記事を読み始めた。
勝手に一方的に、じゃむむさんのファンになったので、コメントは残すものの、コメント返しなどは、正直、望むべくもないとは覚悟していたのだが、なぜか、じゃむむさんも、律儀にコメント返しをしてくれたのである。
これは、感激だった。
だが、まさか全部にコメント返ししてくれるなんてことは思わず。いずれ、私がしつこくコメントしすぎだと叱られるんじゃないかなんてことを思いつつ読み進めた。
じゃむむさんは、とても忙しい人である。驚くのは、時々、とんでもない量を一気にコメント返しをしてくれて。時に、私がコメントをし忘れたところを教えてくれ、私もそのコメントを入れ直したりして、このクリスマスまで、追いつ追われつのデッドヒートを繰り広げてきたのである。
そして、とうとう、昨日12月25日。じゃむむさんの毎日投稿のペースに追いついた。今後は、毎日一話一話、読んでいく。
じゃむむさんの家には、日本史関係の書物が3,000冊くらいあるという。仕事的には理系の人で、日本史は全くの趣味だという。
正直、凄い風格のある趣味だ。
30年後、最後のじゃむむさんのページを読んで、大団円を迎える。これは、私自身の夢にもなった。
noteの世界の中でも希有な、壮大な夢である。
そんなこんなを語らおうとしてソファーを振り向くと、家内が足を指さして笑っていた。
夜ごとのミッション発動だ。
マッサージをすると、家内は上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は平和である。
だから。
これで、いいのだ。
ダーキさんの配信で、じゃむむさんの日本史の配信を、参考に貼り付けておく。
じゃむむさんの人間味あふれる語り。そして、それに呼応するダーキさんの楽しそうな合いの手。これがまた、絶妙で。天下一品の面白さなのである。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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