繕い
この間の週末の金曜日、コインランドリーに、行った。布団が、もうそろそろ、洗濯を欲していた。
普通の選択や、干すことだけでなくて、コインランドリーで、洗い、乾燥機に入れることで、ダニ予防にもなる。
とにかく、コインランドリーで洗い、乾燥させると、かなり、布団が生き返る。だから、少なくとも3か月に一度は、やることにしていたのだ。
だが、ここ半年くらい、忙しさが、かなり、増した。だから、なかなか、来ようと思いながら、来れなかった。
それがようやく、この間の週末、ここに来ることが出来、洗濯、乾燥まで、することができた。
以前、こんな記事を書いたことがある。
このコインランドリー、家から非常に近く、便利で、何とか、長い付き合いに、したい。つまり、潰れて欲しくない。
できてから丸一年は経過しており、ほどほどに、お客も入っているから、何とか、持ちこたえていると思っているのだが、本当のところ、どうかは、分からない。
コインランドリーに、洗濯物をカートに乗せて、家内にも手伝ってもらい、行った。そして、洗濯物を放り込み、まずは、洗濯。ものの30分程度で、洗いと、脱水まで、終わった。
だが、ちょっと、悪い予感がしたのだ。私には。
そして、それは、確信に変わった。
心の中の、リトルkojuroが、落胆して、つぶやいた。
女王陛下に、釘を刺さなかったね。
枕は、修繕されていない、と。
家内に、告げると、家内が言った。
あれれ。忘れていたね。
入れちゃ、ダメだったね。
洗濯槽の中を確かめると、パイプが、かなりの数、出ていた。
それを、一生懸命、拾い集めた。
心の中の、リトルkojuroが、ちょっと呆れて、つぶやいた。
やはり、繕うつもりは、無さそうだな。
枕は、半乾きのまんま、乾燥には掛けないことになった。
あとのものを洗濯・乾燥し、帰宅すると、直ぐに、枕を、干した。乾いたら、やはり、私自身で、繕う。そう、決心した。
翌、土曜日。私は、枕がほぼ乾いていることを確認し、ミッションに、入った。
針に糸を通すのが、一苦労だ。老眼で。だが、やり遂げた。2カ所、一応。不格好だが、パイプの、これ以上の損失は、無いようには、できた。
心の中の、リトルkojuroが、目を伏せながら、つぶやいた。
ほんとうに、不器用で、恥ずかしい……。
こんな写真を、掲載して、良いわけが、ない。
私の、週末のミッションは、一段落した。ほんとうに、一応。一応、だが。
心の中の、リトルkojuroが、自嘲しながら、つぶやいた。
女王陛下は、やはり、繕わなかった。面倒くさかったのだ。
そして、私の不器用な裁縫を見て、次女が、笑って、こう、言った。
枕、もう、ボロボロなんだから、買い換えれば、良いのに。
コジは、意固地だね。コジだけに。
心の中の、リトルkojuroが、次女に感心して、つぶやいた。
ナイス駄洒落。座布団5枚。
次女は、私の枕の名前が、ゴッソだということを、知らない。
家内は、上機嫌である。
マッサージもし、髪染めもし、ご満悦である。
家内が上機嫌ならば、我が家は、明るくて、平和だ。
だから、
これで、いいのだ。