効果
私は、血圧は、なぜだか高くもないのだ。だが、家内の血圧が高い。
かかりつけ医がおり、薬を常用している。
だが、何か食品で効果がありそうなものを継続的に食べて少しずつ習慣化して高血圧に対抗していこうと思ったりして。
探して、ようやく見つけたのが、これである。
これは、カカオが95%ということで。ほとんど甘みはなく、むしろ苦い。
家内は、甘い物好きである。
いくら健康に良いとは言っても、なかなか食べなかった。
ところが、noteの世界のある人からアドバイスをいただき、交換条件を提示してみた。
つまり、これを一粒食べたら、マッサージ倍返しと提案したのである。
最初は嫌がっていたのだが、慣れというのは面白いもので。最近は、すっかり慣れて、自ら食べるようになった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
さっちゃん(注1)は、現金なもんだね。
だが。これ、結構高い。そして今や、カカオは大変な貴重品になっている。地球規模でカカオ生産量が激減していて。いずれカカオが採れなくなるという。
なんと!
では、カカオを作ろうではないか!自分で。
なんのはなしですか。
冗談はさておき、血圧を下げたり、血糖値を上げにくくしたりという健康に良いカカオは大変なことになっているのである。
ゆゆしき事態だ。何とかならないものだろうか。何か、カカオ生産に寄与できる、私が出来ることは、無いのだろうか。
そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、それよりも、マッサージ倍返しね。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。