AI
家内の実家が兵庫県の丹波篠山市で。今回の台風が気になり、珍しくテレビをつけっぱなしにして夜通し過ごした。
その時、ふと気付いたのが、NHKの定時のニュース、AIのアナウンスが流れている。
それも、女性の声、男性の声があり。聴いていて、読み間違いもなく、ほぼ、違和感がない。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
ここまで精度が高いと、AIと言われなければ、まったく気付かないな。
うむ。凄い世の中になってきたものだ。
そして。
実は、ヤマトの宅急便で。待っていた荷物が届かなかったのである。
先週水曜日に不在にしていて。木曜日に再配達を依頼して。玄関のインターホンをならされてやりとりをし、待っていたが、終ぞ配達員は現れなかった。
そして、私は、クロネコメンバーズなので、荷物の追跡をしたところ、配達済みになっていて。致し方なく問い合わせの電話をかけた。
すると、いつものように、自動受け付けの受け答えになったのだが、AIがやりとりするという。
訝しげにやりとりを続けると、こちらの情報を聞いてくる。まずは、伝票番号。
……。
でも、ちょっとおかしい。
今までは、ダイヤルで入力するはずなのだが、ダイヤルで入力してくださいとは言わない。むしろ、こちらの音声での受け答えを待っているようだ。
……。
恐る恐る、声で言ってみた。
すると、AIが、答える。
伝票番号は、〇〇〇〇……〇〇、ですね?
はい。と、答えると。
次は、こちらの電話番号、連絡先を問うてくる。
これに応えると、また、復唱し、〇〇〇〇……〇〇ですね?と、聞いてくる。
また、はい。と、応えた。
すると、クロージングだ。
これから約1時間後までに、最寄りの配達所から連絡差し上げます。しばらくお待ち下さい。とのこと。
それから、20分弱だろうか。電話がかかってきて。
配達済みは、ドライバーの入力ミスで。これから、本日中に配達予定です。と、丁重にお詫びを入れられた。
私は、受け答えはAIだが、ドライバーは、アナログで、そういうケアレスミスもするのですねと、その係員と、大笑いして、この熱さでドライバーも大変だと思うけれど、みんな、頑張っているから、いつも有難うと伝えてほしいと伝言し、電話を切った。
ほどなく、荷物は、届いた。ドライバーは、何人かいるのだが、バツ悪そうに、申し訳ありませんと言われたが、ここでも、そんなこと気にしなくて良いよと大笑いして受け取った。
レジェンド(注1)からの、梨の贈り物だった。
そんなこんなの、AIと人の話を家内としようかと思って振り返ると、空のソファーが、ただ、笑っていた。
家内は、夏のプロジェクトに参加するため、実は、先日から家を空けている。今回は、不在期間が長く、8月末までは都心のホテルで泊まり込みになり。帰宅するのは、日曜日の深夜で 。月曜日の午前中には、また、出ていくのである。
日曜日の夜は、入念にマッサージをしよう。そう、心に決めている。
昼間の、家内とのやりとりからすると、家内は、元気なようである。
家内が元気だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)レジェンドとは、次女の高校のときのチームを昔から応援し続けてくれている、ファンの人のこと。なぜか、私とレジェンドは、次女が卒業してからも、やりとりを続けている。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。