肩掛け
家事の内、家内と分担していて。私以外の、家内と長女の料理は家内の役割。私は、ゴミ捨て、洗濯、皿洗い、掃除、全般的な片付けと、私自身の食事の準備である。
その中で、洗濯が結構ややこしい。というのは、家内と長女の下着の判別がしづらいのである。
家内に見分け方を問うと、こう、こたえた。
肩掛け部分の、太いのがおばさん。細いのが若者。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジが「おばさん」なんて言ったら厳罰だけど、本人は良いのね。
そう言われても、判別が難しい。もっと分かりやすい判別法は無いものか……。
思案していたところ、ひとつ、わかったことがある。
少し派手な明るめの色。そして新しい、柄も華やかなものが長女のものだ。そこに、肩掛けが細いというのを加えるとほぼ完璧だ。
一人ほくそ笑み、手際よく収納をしていたのだが。
ある夜、長女からクレームが入った。
私の引き出しに、さっちゃん(注1)のが紛れ込んでるっ!
やめてよ!こんな、おばさんのっ!間違わないでくれるっ!
……。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジはこの家の召使いではなくて。善意で家事をしている、しがないアラ還オヤジなんだが……。
そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、センス無いねぇ。特に、ファッションセンス。
なんのはなしです掛。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
以前、私も参加していた、ヤスさんの企画の66日ライティングランニング。実は、第二弾が発動することが決定した。
66日続ければ、それはその人の習慣となるらしい。
今回の企画は、ちょっと変更点がある。スタート日とゴール日が決まっている。途中参加は不可なのである。だから、事前に広く告知が必要だということで。私もヤスさんの片棒を担ぐことにした。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟つぶやいた。
コジ、参加するかどうかわからないけれどね。「追放」って、コジ、ビビりだもんね。笑
概要は、以下の通り。
無事完走したら、完走者しか入れないマガジンへの招待がくるはずだ。さあ、みんなでこの、66日ライランに参加してみよう。