リキ日記_残飯
ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。
我が家のハリネズミの名前は、リキという。
リキは、よく食べる方ではある。そして、よく運動する。
だが、けっこう偏食する。
乾燥ミルワームが好きで。これは、エサ皿から掘り起こして、根こそぎ食べる。
ところが混ぜている固形エサは残す。空腹をガマンしつつ。次の乾燥ミルワームがエサ皿に入るのを待っているのだ。
いつも与えるエサは、固形エサ12gと乾燥ミルワーム4gの混合物だ。
この配合で、6gの固形エサを残すのだ。
家内が、残ったエサ皿を見て言う。
「リキ、コジくんに似て、意固地」
なんのはなしですか。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
リキ、おじいちゃんに似て、可愛そうに。隔世遺伝だな。
そんなこんなを家内と語らおうとして振り向くと、家内が足を指さして笑って言った。
あんまり我が儘なら、もう、エサ、やらなくて良いんじゃない?
なんて酷い……。
とにかくマッサージ、マッサージ。
家内は、マッサージをすると、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
磯貝さんは、かなり哲学的である。たぶん、本気で随筆なんかを書くと、難解な学術的な文章を書くのだろうと思う。
単なるつぶやきのタイトルが、こういうタイトルである。
絵画が絵画と名付けられる前のことなんて、誰が考えるだろうか。
なんて、思ったりするが。それも、磯貝ワールドの一部なのである。
ソメイヨシノの桜の実は、サクランボではない。
てるとさんのミニチュア生け花は、その、桜の実である。
子供の頃、サクランボみたいな味がするかもしれないと食べたことがあるが、みだりに木の実を食べてはいけないと学ぶだけだった。
撮影にも気を配るてるとさんのチャレンジストーリー。元気づけられる。
いわのりさんのイラスト、好きである。気軽に走り書きしたようなタッチのものが、特に好きである。
リキのイラストをいくつも描いてくれて。それを少しだけCanvaで文字入れしてカバー画像に使わせてもらっている。
リキ日記が、また、実に良い味になる。