リキ日記_逆
ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。
我が家のハリネズミの名前は、リキという。
リキは、回し車を回しているあいだに、排便をする。一度止まって、おしっこ、ちょっとお尻を突き出して、うんち。
ところが。うんちの場合、うまく回し車の外にすることができないことがあり。そうなると、回し車の中にしてしまい、そのあと回し車を回すと、うんちが、どこかに飛んでいくことになる。
床に、うんちが無造作に転がっているときは、だいたい、そういうときで。
毎日夜、掃除をするので、だいたいことなきを得るのだが、ときに、エサ皿に入れてしまうことがある。
そして、そうなると、リキは、それ以降、エサを食べないのである。
ある日、家内が言ったのだ。水の位置と、逆にしたら?
私は、なるほどと思った。そして、たまには家内もいいことを言うものだと感心しつつ、位置を逆にしてみた。
実は、6月の中旬から、その手法で位置を逆にしてみて、様子を見ているのだが、いまのところ、うんちがエサ皿にはいっていることは、無いようである。
つまり、家内の発案の作戦は、功を奏している。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟つぶやいた。
持つべきものは、作戦を練ることのできる、女王陛下(注1)だな。
家内に、感謝をこめて、ちょっと、言ってみた。
リキのエサ皿、さっちゃんのおかげで、うんちが入ることがなくなったね。だから、マッサージ、させてもらおうかな。
すると、こう、返ってきた。
じゃあ、いつもよりも、倍ね、倍っ!
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
磯貝さんは、絵を描く。そして、小説も書く。それぞれが魅力的で。私は、ひとりのファンなのであるが。同時に、磯貝さんは、哲学者で。その哲学は、私のような凡人には、なかなか理解し難い時もある。
でも、私は、さも、そうでないように振る舞うために、磯貝さんの、ときに難解な記事を、何度も読み返しては、つまらないコメントを入れる。
ときどき、こんな自分を笑ってしまう。
てるとさんも、Gokuさんも、そうなのであるが。環境、地球温暖化などに敏感で。記事の中でも、たびたび触れられている。
今日のてるとさんの記事も、まさに、そこに触れていて。旭川盆地に、季節に関わらず風が吹くようになったことに触れて、凧揚げの会が復活することに言及したと思えば、まじめに温暖化を阻止すべきと哲学を語っている。引用された記事に飛ぶと。なるほど、ミニチュア花器、そしてミニチュア生け花が海を越えたことを、ようやく、目の当たりにした。
会も、いよいよグローバルに拡散し始めた。嬉しいことだ。
カバー画像の、可愛いリキを描いてくれたいわのりさんだが。今、勉強中なのである。記事を貼り付けて、ここに呼びつけるようなことをしてしまうのは、勉強の邪魔をするようで心苦しいのだが。
感謝の意味をこめて、記事を参照してしまうのである。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、そもそも長男が飼い出したハリネズミのリキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
■お知らせ■
6月30日の、妄想のスタエフ、うりもさんの番組に出させてもらった、アーカイブは、これです。
時間がおありでしたら、2倍速で聴いてください。長いので、2倍速で聴いても飽きると思います。
ですが、「私は、存在自体が妄想」の、意味が、少し分かるかも知れません。
与太話、妄想の話なので。本気にしちゃ、ダメですよ。笑
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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