ことづて
7月の東京ドールハウス・ミニチュア展に出展されていた、てるとさんのところに行ったのだ。
その時、意外な方からのことづてを、てるとさんから預かった。
「ことづて」というと、伝言そのものだが、実はその時、プレゼントをてるとさん経由で渡されたのである。
送り主は、西野圭果さんだ。
圭果さんとは、noteの世界でも長い付き合いになる。
素敵な短歌を詠まれる方で。また、ご自宅に素敵なお庭があり、そこの季節の花々は豊かで。ミニチュア生生け花もいつも素晴らしい。可愛いお孫さんがいて。stand.fmでの、うりもさんや他の方々のライブにも時々登壇したりして、大の車好きということなども話されたりしている。
その圭果さんから頂いたのが、これだ。
てるとさんから受け取った袋には、丁寧な手紙が入っていて、この削り器は、アイブロウペンシル削り器だという。
ちょっと良いものをもらいすぎた。
本当は、頂いてからすぐに記事にするのが礼儀だが、実際に使ってから記事にしようと心に決めた。
ピンバッジは、次回のてるとさんの展示会でつけてこよう。
削り器は、使ってみよう。まずは。
そして、8月のあたま。この削り器を、実際に使ってみた。
正直、驚愕した。その、削りやすさに。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
芯の均一で太い出方が、絶妙だな……。しかも、全く削るのに力が不要だ……。
これは、家内に知られてしまうと、私は、削り師として食いっぱぐれる。
なんのはなしですか。
削り器の威力を、それでも正直に家内に語り尽くした。あまりにも感動したので。
もう、削り師は不要だ、私は引退だと。
すると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくんでもね。面倒だから、これからもこの削り器で、コジくんが削って。
……。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。