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hono_soyo
The Yard
年末、土日に合わせて、さっちゃん(注1)と小志朗(注2)とで遠出をした。
ガレージつきのコンテナホテルに宿泊したのである。
料金はまずまず安くて。何より、目の前に駐車場つきであるというのが魅力だ。
前々からここを狙っていて。たまたま空いていたのですぐに押さえた。
そして、泊まってみると。
まずまず以上に良い。さっちゃんとふたりなら、全く申し分ない。快適である。
広さも、軽食がついていることも、エアコンがガンガン効くことも。コンテナで完全に分離されているから、近隣の騒音が全然無い。
敢えて気付いたことと言えば。
ダブルベッドが少しだけ狭い。それと、コンテナだけに、誰かが歩くと少し振動がある。
さっちゃんが言う。
「コジくん、また、太ってきたから余計に狭いよ！」
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
確かになぁ。
なんのはなしですか。
そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、あの時私に、インフルエンザうつしたでしょ！倍返しね！
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
って、コジはインフルエンザ罹患してないけど……。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。
(注2)我が家の車には、小志朗という名前がついている。燃費も良く足回りも軽やかで、最高の相棒なのである。
