天文館
早朝便で飛び、昼前に鹿児島に来て、さて、どこに行こうかというときに。まず最初に宮崎の海を訪れた。
砂浜で一時、波のうねりに耳を貸し、ひととき、日常を忘れた。そして宿に戻り。ゆっくりと温泉に浸かり。豊かな夕食を堪能し。癒しの時間を過ごした。
なぐなぐさんは、いつも、宿には食事をつけず。地元の美味しいものを食べに出る。それが、なぐなぐの一味の流儀である。
私は、その、なぐなぐの一味を、勝手に名乗っている。だから、宿で食事を堪能し、ゆっくり休むなんてことは本来、その流儀に反するのだが。家内と長女は、宿で食べ物を堪能し寛ぐ流儀の人で。力関係からして、それには、到底抗うべくもないのである。
なぐなぐさん、こんな私を、どうか、許してください。
夕食も楽しく過ごし。おわりがけに、明日の予定のことをみんなで確認した。
すると、スイーツ好きの長女が、呟いた。
ここまで来たら、しろくまを、食べたい。
長女は、スイーツの中でも、しろくまが好きで。セブンに立ち寄ると、よく、買って、食べている。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
本家本元だもんな。
給仕をしてくれている従業員さんに聞いてみると鹿児島中央の天文館にある、むじゃき本店がいいということになり。そこに行くことに決めた。
翌日、行ってみると。なかなかのボリューム。
家内と長女は小さいものを。私は、レギュラーを頼んだが。ちょっと冷たくて、私の歳では、氷が多いように思えた。
これは、自信のない人は、小さめが吉かも知れない。
さて。飛行機までの時間。まだ、少し時間があるということで。そこから、これこそ、鹿児島本家本元の、桜島を、間近まで見に行くことになった。
が、風雲急を告げる。
家内が、お腹が痛いと言いだしたのだ。そして、何度もトイレに行き。そして、車を置いた駐車場の場所もわからなくなり、なかなか、鹿児島中央から、離れられずにいた。
そんなこんなもあったよねと家内に懐かしんで言ったところ、案の定、返答があった。
嫁は、労らなきゃね。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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