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ショートショート_終了
花吹雪が舞ったのも先週までで、既に葉桜となり、近隣の公園も晩春から初夏の彩りとなっている。季節が巡るのも早いものだ。満開の桜に酔いしれるのは一瞬で。その喜びの時は、来年まで待つことになった。
いろいろな家事や所要を済ませてから公園に出かけようなんて思っていたのだが、もう夕方。日も沈み、あたりは暗くなってこようとしており。この週末もあまり有意義に過ごせなかったなどという反省もしつつ、夕飯のことを考えたりしている。
そんな日曜日の夕方に、またもや、荒技をやってしまった。
さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、木曜日に出る。
今回のお題は、「花吹雪」から始まる小説・詩歌・エッセイなどを自由に書いてみませんか?ということで。
そして、たらはかにさんからのお題は…。
表のお題が【春ギター】。また、裏お題は【雪解けアルペジオ】ということで。またまた、かなりの難題である。
さらに、山根あきらさんからのお題は、
「やせたガールの日常」というお題で、エッセイ、小説、日記、詩、歌詞、ルポタージュ、イラスト、写真などの作品を投稿してみませんか?ということで。
だが、今回は「やせたガールの日常」という言葉を、必ずしも使う必要はありません(もちろん使っていただいても構いません😊)。
ダイエットの経験や、やせたいとな思った想い出話や、「人はなぜやせたがるのだろうか?」という哲学的な回答など、自由に書いてください。自分のことでも、知人のことでも、妄想でも、なんでもOKです🙆。
「やせたガール」という言葉から連想することなら何でもOKです。
という注釈がついている。
お3人の企画は、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。
それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。毎週、励みになる。
また、今回は、めいさんの、シロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を述べてみる。
このシロクマ感想文。できる限り今まで感想を書いていない人を選ぶようにはしているのだが、今回は、めいさんのこの作品がすごく気に入ったので、2度目の感想文にすることにした。
このめいさんの作品は、少し不思議な感覚で。亡くなったお母さんに、ほんの一瞬、会って言葉を交わすのである。
メメントモリということばがある。幸若舞でも、一度生を受け滅せぬもののあるべきかと歌っている。人ならずとも、生きているものは、いつかは死ぬ。これは、誰でも知っている厳然たる事実。。定めだ。
だが。毎日の生活の中では、それを忘れて生きている。特に、若いうちは。しかし、歳を重ねるにつけ、現実問題としてそれは、否応なしにいしきせざるを得なくなってくる。もう、私も、その領域に完全に脚を突っ込んでいる。
人生100年時代などと最近はマスコミや官庁などが盛んに言っているが、その保証なんて無く。まして、それまで健康でいられるかなど、誰にも分からないし、むしろ冷静に考えると80後半くらいまである程度しっかりと動けたら御の字のように思えたりする。
ただ。だからこそ。少しでも長く健康で明るく、矍鑠としていたいと思うのである。
否。むしろ、今を楽しみ、来るべき時に向かって、淡々とニコニコと、共に、歩んでいくことこそが、人としての理想なのであろう。
めいさんのこの作品を読みつつ、そんなことをふと、考えた。爽やかな読後感が、なんとも言えず。思わず、いい作品を読ませてもらって有り難いと思った。
生きていることに感謝をして。今宵も、月に祈ろう。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉と、たらはかにさんの裏表のテーマ、山根あきらさんのお題。4ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文まで、5重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。
うむ。そうだな。
これで何週間だろうか。まあ、続けられるだけ、続けるさ。
心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、呟つぶやいた。
なんだか、マジ、悪ガキだな。
まあな。そんなもんだよ。
そしてもう一度、心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟つぶやいた。
家族からのお題は、バックアップで書いたの?
うむ。少しずつね。でも、それを投稿する機会がなくなってしまったかも知れない。どうしようか。
私は、この荒技シリーズを、ハードボイルド風に書き上げたいと思っている。だが、図らずも、平坦であったりコミカルな内容になってしまっている時もあり。今回は、また、そんな調子になってしまっているようで、実は、反省している。ほんの少しばかり。
さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「終了」約410字を、どうぞ。
☆ ☆ ☆
花吹雪が舞っている。洞窟の周りに。
涼は必死に教授の居場所を彼から授かった特殊スマートウォッチでサーチしたが、地球上にその存在は認められず。
つまり彼は、時空を飛んだのである。
だが一方、敵の本体は無垢化され悪の記憶を抹消された工作員大部隊が確保されたと連絡があった。
彼の仕業だ。
さらに必死にサーチを続ける涼の耳に、ノイズが入ってきた。
なぜかギターの音色に聞こえた。背景に水の流れも聞こえる。場所をサーチすると忍野八海あたりだった。
ふと思いついたのは、瑛人の「香水」だ。ギター部の部長がよく奏でていた。彼女はギターの名手だったが、口癖は「ダイエットしたい」だったことも思い出した。
人間というものは切羽詰まると、全く無関係などうでもいいことに思い至る。不思議だ。
何の脈絡の無いノイズは拾ったものの。結局は教授の所在を、どうしても特定出来なかった。
洞窟には、花びらと雨が舞い続けている。
やがて本部から、作戦の終了の発令がなされた。
☆ ☆ ☆
■追記■43日目/66日
放課後ライティング倶楽部主宰のヤスさんが、エグい企画をやっている。66日ライティングランニング。略して「66日ライラン」。
人間が習慣化できるのは、66日間くらいを経てというのが一説にあるという。書く習慣と力をつけようというこの企画。新たな参加者が毎日のように増えている。
下述のヤスさんの記事のコメント欄に始めたいと入れると、マガジン招待のメールが届く。
約束事は、以下の3つ。
①300字以上を目安に書く
②投稿時、必ずマガジンに投稿(#66日ライラン)
③1日でも投稿をサボったら、マガジンから追放
「追放」って…。まじかぁ…。
でも、企画ものが大の苦手の私が、震える手で、参加することにした。まさに、ドキドキで。コメントすると、招待状が届いた。
これで、後には引けない…
まだ、参加できると思う。ご興味のある方は、添付記事のコメント欄にて、ヤスさんへアピールを。
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