依存の怖さ

私はつい先日、といっても9月の中頃だけれど大好きだった片想いしていた人とサヨナラした。片想いしていた相手は元カレでありあっちには私の好意は既にバレている状態だった。

何故そこまであの人に執着していたのか、今の私にはわからない。今は依存から解放されているのでそう思える。


これから先はこの恋愛で起こったことを書いています、似たような人がいると思います。もし同じようなことが起こっているならその恋を考え直してほしいです。


私は2年間、その人のことが好きだった。いわゆるネット恋愛だった。知り合って1ヶ月、私の至る所を褒められた。まんまと私はそれで好きになってしまった、そして知り合って2ヶ月目今でも覚えている、朝の7時、言いたいことがあるんだけどとLINEにて告白した。返事はすぐ返ってきて俺なんかでいいのかなと言われたが私にはあんたじゃなきゃダメだって感情しか無かった。

だけど、おかしくなったのは2ヶ月目。付き合うまでの期間には会いたい、俺どこどこに住んでるから会えるよと言われていたものが仕事で無理、今年の予定はもう埋まっているなどと言われ今年は会えないと断言されてしまった。私は文句を言ったが状況は変わらずそのまま会えないことに不満を募らせ3ヶ月目に別れてしまった。

それから半年間一切連絡はとっていなかったもののやはり忘れられなかった。彼の誕生日は5月でそれを祝いたいと思い4月頃LINEにて元気ですか?と送った。

そこから1週間返事はなかった。試しに彼と繋がっているTwitterにて11月(付き合っていた時期)に戻りたいと呟いてみた、それを見たのかはわからない、その夜元気だよとLINEが来た。舞い上がって私はすぐ返した。そこからまた話すようになって数ヶ月、私はまた彼に告白をした、そして付き合った。だが、やはり会えない。そんな状況が続いた。ちょうど受験期を迎えていて終わるまで会えないのは承知だった。私は8月末に受験を終わらせやっと会える状況を作れたところだった。

だが終えても忙しいの一点張り。やはりこれに限界を迎えてしまい、またお別れ。それでも私は好きでいて、今度は連絡を取らないのではなくそのまま友達に戻るという感じだった。そして年が明けて2020年、今年になった。私は思いきってそっちに行くお金はある、会えないかと聞いてみた。そしたら彼はすんなりといいよと言った。唖然としてしまった、あんなに会えないと言っていたのに?という気持ちで新幹線をとり、とったよとLINEした。彼は俺も有給とったといってきた。当時の私は私なんかのために有給とってくれた!と喜んでいたものの、今考えるとこれは普通だし今までだって取れたはずだと思った。

そして知り合って1年半、初めて会えた。ずっと話してたというのもあり初めて会った気はしなくて話が弾んでた。今思えば都合のいい女だけれど、私達はホテルに行った。キスもした。すごく幸せだったし改札前、帰る時のハグはすごく寂しかった。

帰りの新幹線彼から今まで遊んできた中で一番楽しかった、また会いたいそんなLINEが来ていた。

素直に泣いてしまった。もう既に会いたかったし段々と知っている景色に変わっていくのが寂しかった。

そこからは感染症が流行り会えないのは仕方ないし新幹線を使って遠出するのは彼にも迷惑だし私の家族にも迷惑だとわかっていた。

そして8月、やっと会う約束ができた。私はルンルンで新幹線を取り約束の日が来るのを楽しみにしていた。

だが、8月の初め小さな喧嘩をした。冗談で言ったことを相手も冗談で返してきてたが私には頭にくる答えだった。無視していたらもう俺約束の日も行かないからと言われた。次の日謝ったが既読無視。そこから2週間半、度々送っても約束の前日まで既読無視は続いた。

前日、朝起きてLINEを見ると寝てたその一言がかえって来てた。彼が既読無視をした後によく使うセリフだ。

明日は会える?って聞いたがそれを既読無視されてしまった。そして12時近い頃、彼の友達から目の前で携帯が水没した、彼は明日予定あるそうですとLINEが来た。

ふざけるんじゃねぇ、それが第一に思い浮かんだ。

新幹線は確かにキャンセルできるしいかなくても私には損は無い。だが、そういう事じゃない。ただ会えればよかった、無視してたことも怒らないしずっと私は会うことを楽しみに頑張ってた。

そんな気持ちは新幹線代がかえってきても満たされない。これでもかってくらい泣いてしまったし友人にも話を夜な夜な聞いてもらった。その翌日はほんとに顔が酷かった。

結局その予定は嘘だったし携帯が水没したのも嘘だった。ていうか、そんなもの嘘だと言われなくてもわかっていた。

だけどそんなことをされても好きでいる自分がいた。

そして9月、事件は起こってしまった。

話の成り行きで私があんた嘘下手、矛盾起きてるよって言った。そしたら彼は下手だと思うじゃん、わざとだよと返してきた。そんなことを言われた日には地球が滅ぶ。は?としか言えなかった。人間的にやばいよと言ってしまった。そしたらまた彼は俺はやばいよ、嫌なら関わらないでと言ってきたのだ。

こりゃ参ったと、こんな奴がいるんだなぁと。そういう事をしてると人が離れてくんじゃない?とお節介に聞こえてしまうかもしれないが言ってしまった。そしたら案の定お前に言われるのムカつくだの知り合って日が浅いだの逆ギレし始めた。

もう俺に話しかけるなと言われたので私はそれを既読無視した。その日のうちに友達と電話でスクショを送ってけちょんけちょんに貶した。

馬鹿にしてるうちになんだか彼への想いがスッとなくなってしまったのだ。改めて見返してみるとそもそも会話のキャッチボーが出来てないしただただおもちゃを買って貰えなくて喚いている子供みたいな内容だった。

私はそれを見てこれは無いと、その日のうちに未練も何も無くなってしまった。それからというものの、これまで朝から晩まで返事を気にしていたのが何も気にならなくなり気持ちが楽になった。

時間が経過していくうちに毎日泣かなくて済むことの楽さに気づいた。彼を好きでいた頃は高頻度で夜中に泣いていた。そしてメンタル面でもかなり弱っていた。彼とさよならして以降友人からなんで病まないの?とか、いつも明るいねとか投げかけられるようになった。

こんな短期間でこんな言葉をかけられるようになったのは紛れもなく病む原因が無くなったからだと思った。

私はずっと彼に依存をしていたし、彼のいいように扱われていたと思う。実際彼は私に好きと言われ自己肯定感も保たれて病むことなんてなかったと思う。

どんなに友人にあいつはやめろとか離れろとか言われてもできなかった。やはりLINEをしてしまうし、彼がいない生活を考えられなかった。だけど気づいてしまえば早い、ほんとに依存は地獄だ。自分で気づかなきゃ終わらせられない、気づくきっかけがないと本当に終われないのだ。

ちなみに1回目付き合っていた時なぜ会えなかったのか、その理由はほんとに最低だった。忙しいからじゃなく、女の家にいたからだった。毎日女の家に帰っていてそりゃする事もしていたと思う。そんなことを知ったのはホント最近だった。有り得ないなと。こんなやつ好きだったのがほんとに黒歴史レベル。ゴミ箱へどうぞという感じだ。

2年という長い間私はずっと彼を捨てられなかった。いや、今回私は捨てられたも同然だ。彼が偶然自らきっかけをくれたから離れることが出来た。きっかけを見つけられなかった私はずっと2年も好きでいるんだよとかずっと守るって約束したなどとぼやいていた。

2年間もの間ずっと依存していた私だが、今はとても楽しい。不安になることなんてひとつもなく、また彼が好きだという思いも1ミリもなくむしろ次の人を探す余裕があるくらい。なんだか世界に色がついたようだった。

依存から抜け出せて本当によかった。

私は次は私を愛してくれる人を見つけたい、いい所もあったこの恋愛だがもう二度とこんな恋愛はしたくない。


自分を大事に生きようと思えた恋愛でした。

長くなりましたが読んでくれてありがとうございました。









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