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日常の中の非日常

 日々忙しい。
 今日はアルバイトが15時上がりで次のバイト先へと向かう予定だったが、シフト提出をミスしていたらしく出勤ではなかった。この時点で私のスケジュールから15時以降の予定が消えた。

 アルバイトでお金を稼ぐ日からやりたいことを存分にできる日に急変する。いつもの金曜日がいつもとは違う日になったからか特別感があって、毎日見ているはずの風景の色が違って見えた。胸躍る。

 持ってきてしまったお弁当を「あたしンち」を観ながら外のベンチで食べて、さっさと片付ける。これから働かなくていい優越感に浸りながら駅へと歩を進める。ふと空を見上げると、今日は一段と雲の形がいろいろなものに移り変わる。わたあめ、ソフトクリーム、おじさんの顔。

 帰宅すると、休日以外は閉めたままの自分の部屋のシャッターを開けた。当たり前のように日差しはなかったが、心なしか部屋が広く感じられるから私はこの作業が好き。今日は休みじゃないのになんだか得した気分。

 さて今日のnoteを書こうと机に向かう。目の前が暗くなったり明かりを取り戻したり繰り返す。うとうと。とうとう瞼は重く落ちていき、そのまま少し眠った。

 目が覚めるとnoteは開いたままになっていた。かろうじて書いてある文章は全くもって意味不明で全部消した。

 
 今日の私はそんな感じ。日常の中の非日常みたいな一日だった。この空気が私は好きだと思った。たまにはシフト提出をミスするのも良いかもね〜なんて無責任っぽいことを言ってみるのも私。

 それではまたね。

つづく

 

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