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「エキサイトの新規事業」ってどんな感じ? 〜10年戦士が語るFanGrowthのイマ〜

多くの方には初めまして。そして、一部の方にとってはお久しぶりです。
現在、エキサイト株式会社でウェビナー支援ソリューション「FanGrowth」で、コンサル・BPOをしている中條です。
ふとnoteを遡ると4年も発信をサボっていたワケですが、この度「FanGrowth」チームでアドベントカレンダーを実施するということで、久々の発信をさせていただきます。

「何を書こうかな……」と考えてみたのですが、新卒入社&FanGrowthメンバーとしての中途入社がほとんどのFanGrowthメンバーの中にあって、社内でジョブチェンジをした立場からみた現在のFanGrowthを紹介したいと思います。


簡単な自己紹介

  • 2015年:エキサイト入社

    • 「ウーマンエキサイト」などWebメディアの広告営業としてタイアップ中心にセールス活動。直販〜大手広告代理店も担当しました。

  • 2020年:メディア事業へ転身

    • 営業サイドから、メディアの運営サイドに転身し、「エキサイトニュース」の責任者に。SNSやSEO、記事調達、アフィリエイトや外部配信などなど…やれることはなんでも試し、長年赤字体質だったメディアをなんとか黒字化!

  • 2023年6月:FanGrowthへ

    • 忘れもしないGW突入前日に大熊さんとの面談。「大熊をラクにしてくれないか?」というミッションを言い渡されてFanGrowthへ。IS/FS兼務の状態からFSメインになり、その後CS(コンサル)専属へ。

元々は飽きっぽいタイプですが、色々なジョブチェンジをしながらも来る2025年には入社10年を迎えることになるので、業界的にはかなり長いですよね……

自身の歩みとエキサイトの変遷

エキサイトに入社してからこれまでの9年間を、会社の歩みと共に下図にまとめてみました。

こうやってまとめると古参感がすごいw

20年以上続く老舗メディア事業を経て、立ち上げ2年目のFanGrowthに飛び込み、その間にTOB(株式公開買い付け)や再上場も経験してきました。
とても端折って現在の私とFanGrowthの立ち位置をまとめると、TOB前後の変化も既存事業のこともみた上で、自社の新規事業のど真ん中にいるのが私、ということになります。

エキサイトにおける「新規事業」の立ち位置

ここまでは前置きとして、既存事業の文化やTOB前後の変化も感じてきた私からみた「新規事業としてのFanGrowth」に対する期待や想いを記していきたいと思います。

両利きの経営。至上命題は「企業価値の向上」

前述したように、エキサイトという会社は、国内におけるWEB黎明期の1997年に設立されてから、伊藤忠商事を筆頭株主とする経営体制が続いた後、XTech HP株式会社(現 エキサイトホールディングス)のTOBにより2018年に株式非公開化。その後、2023年に再上場するという経緯を持った会社です。
その経緯の最中にいた者として、TOB以降のエキサイトで特に強く感じるのが『両利きの経営』。「主力事業の改善(知の進化)」と、「新規事業に向けた実験と行動(知の探索)」を両立させる経営方針ですが、実際にエキサイトでは、現在主力となっているブロードバンド事業やメディア・プラットフォーム事業など既存事業で生まれた利益を新規事業に積極的に投資し、第3・第4の柱を創るフェーズにあります。

2025年3月期第2四半期決算説明資料より引用)

自分たちの事業の成長がダイレクトにエキサイトの成長に繋がり、ひいては企業価値や株価をも動かすトリガーになり得ます。私は今の状態を「桜木花道みたいだな」とめちゃくちゃ前向きに思っています。
故に、自分自身の働きかけやチャレンジが事業や会社に与えるインパクトも大きく、成果につながりやすい環境ともいえます。その証拠に……というのは烏滸がましい限りですが、FanGrowthにジョインしてからの1年半で私自身も社内の月間MVPにあたる「Best Exciter」として評価いただくことができたのは、自身の成果というよりもこの環境や周囲の支援に加えて、新規事業への期待・注目の現れだと感じています。

写真が入社当時のだけどw

それと同時に、メディア所属時代に既存事業を改善し収益化することの苦しみを痛いほど味わっているが故に、1日でも早く、FanGrowthを会社の主力事業に成長させ、期待に応えたい!これがFanGrowthにジョインしてからの変わらぬ想いです。

迎える転機。オフィス移転に高まる期待

そして、エキサイトは来年4月に麻生台ヒルズへの移転を予定しています。

麻生台ヒルズには、「TOKYO VENTURE CAPITAL HUB」というVC(ベンチャーキャピタル)やCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)の集結する拠点も備えられており、VCやスタートアップの皆様と情報や人材交流が盛んになると思うと今から楽しみなわけで。(いまの立地はお世辞にも恵まれてるとは言えないわけで……)
また、聞いている話ではウェビナーやオフラインイベントにも活用可能なスタジオ設備も予定しているとかいないとか…… とにかく、いまのFanGrowthは、会社からの期待を背負い、企業価値向上に大きく貢献するチャンスに恵まれまくっているように感じています。

ウェビナー市場はおもしろい

さて、「エキサイトにおける新規事業」としてのFanGrowthについて語ってきましたが、「そもそもFanGrowthってなんなの?配信サービス?」「ウェビナーってどうなの?」という方もいらっしゃると思います。
私自身、大熊からFanGrowthへ誘ってもらうまで、そんな感じでした。
結論から書くと、ウェビナーという市場は、その新規性含めておもしろいし、FanGrowthが提供している価値への実感も、その一方で「もっとこうしたい!」も強く感じる市場です。

イノベーターであり、チャレンジャーでもある

これを読んでくださっている皆様は、「ウェビナー」と聞いてどんな印象でしょうか。
「ゴリゴリ回してるし、売上も生んでるよ!」という方、「やってはいるけど月に1回が限界……」という方、さまざまだと思います。
私たちは、そうした企業に向けて、BtoBマーケターの集まるコミュニティ運営からマーケティング業務のBPOまで、SaaSツールとコンサルティングの両面で幅広いサポートをしています。

成果の出るウェビナーを、どんな企業でも!

ウェビナーという手法自体、コロナ禍で注目されるようになっているものの、まだまだ成功パターンや運用が確立しきっていない、未開拓・発展途上の施策かと思います。ウェビナー関連の支援サービスを提供するプレイヤーも増え、市場としての盛り上がりを体感していますが、そんな中で我々FanGrowthチームは、自社の施策やご支援先様の企画も含めると、年間約1,500件ほどのウェビナーを企画・実施しています。
確立された手法や成功パターンが少なく、また進歩を続けていく市場だからこそ、FanGrowth自体が草分けとしてチャレンジをし続け、その成功パターンをご支援先様にも還元し続けることで、ウェビナー施策の可能性を拡げ、市場そのものが活性化していく…… そんな市況感を肌で感じながら、実際に成果を共有できるご支援先様が増えてきました。

コミュニティユーザーからの声

この成果を支えているのが、現在1,300社を超える共催マッチングのコミュニティです。
BPOの一貫として、コミュニティ内のマーケターの皆様とは日々コミュニケーションを取らせていただくのですが、「FanGrowthのおかげでウェビナー施策が立ち上がりました!」「共催ウェビナーをどうやるのか知人マーケターに聞いたら、まずFanGrowthを勧められました!!」という生の声を間近で聞かせていただき、FanGrowthがプラットフォームとして多くの企業のお役に立てていることを実感しています。
※これを読んで、「ウチもウェビナーやってみようかな」「共催ウェビナーってどんな企業がやっているのかな」と思った方がいらっしゃれば、ぜひ無料コミュニティにご登録ください。

「組織」としてのFanGrowthチーム

ここまで、時系列や会社全体からFanGrowthを俯瞰してきましたが、ここからはFanGrowth事業を創る「中の人」たちにも、自分の視点で触れていこうと思います。

優秀な若手×即戦力中途がスゴイ

冒頭に記載したとおり、FanGrowthチームはその多くが新卒採用で配属されたメンバーと、リファラルを中心にFanGrowthの一員として採用した中途採用のメンバーで構成されています。

今年は展示会にも出展しました

新卒メンバーに関していえば、これもTOB以降の大きな変化ですが、代表の西條や事業部長の大熊の力によって、新規事業や起業に意欲的で優秀な学生が多数入ってくるようになりました。そのような若手がパフォーマンスを発揮する土壌も十分にありますし、現・営業マネージャーの鉢嶺は入社3年目でエキサイトの最年少マネージャーを務めています。
また、中途メンバーに関しては、昨日のアドベントカレンダーを執筆した大﨑のような"FanGrowthの元ユーザー"がいたり、マーケコンサル歴10年以上の者がいたり、元登壇者がいたり…… BtoBマーケやウェビナーへの解像度が高いメンバーで構成されています。
これらのメンバーが、年齢や経歴、職種関係なく侃侃諤諤(かんかんがくがく)と事業やクライアントのことを想ってFanGrowthを形作っています。

隣り合わせの開発チームがスゴイ

FanGrowthチームのもう一つの特徴として、プロダクトを開発するエンジニアチームとの距離が非常に近く、かつBizサイドに寄り添ってくれる風土があります。
これはコンサルやセールスからしても非常に心強い限りで、時にはエンジニア自らご支援先様との定例ミーティングに入って直接クライアントの困りごとをヒアリングしにきたり(ありがとう)、コンサル都合の仕様変更を超短期で仕上げてくれたり(ごめん)、「忘れないうちに共有しておこーっと」と深夜に投げたエラー報告に即レスしてくれたり(ほんとごめん)…… という具合に、本当に連携のとりやすい開発組織にいつも助けられていますw

この日以降、予約投稿を心に決めましたw

"価値"と"文化"を創る創業チームに

アドベントカレンダーの始まりに大熊の語っていたように、FanGrowthが「私的なプロダクト」の状態から「公的なプロダクト」に進化するにあたって、いまいるFanGrowthチームは創業または第二創業期のメンバーだと言えます。
自分たちが提供する本当の価値は何なのか? そのために我々自身は何を体現しなければいけないのか? そのために必要な個々人のスキルや求められる立ち居振る舞いとは……?
このような問いかけも、メンバー間の日常会話の端々で議論されているのが現在のFanGrowthチームです。

最後に

エキサイトという会社は、Over40からすると「あの、翻訳のエキサイトですよね?」「昔よく使ってましたよ!」と言ってもらえる"老舗IT企業"の側面も持ちながら、Under30には「知りませんでした」「意外と古い会社なんですね」と言われる、不思議な会社です。
今回の記事ではFanGrowthを、そんなエキサイトの新規事業という側面から切り取ってみましたが、FanGrowthは「両利きの経営」の大きな片腕を担う非常にエキサイティングなステージにあります。

大熊のnoteにもあったように、FanGrowthを「公的なプロダクト」としてエキサイトを代表する、更には日本を代表するサービスとして成長させるためには、10年戦士おじさんといえどまだまだ力不足で、ご支援先やコミュニティ企業の皆様、そしてFanGrowthメンバーに教えていただくことばかりです。
時には深夜のSlackを送ってしまうこともあるかもしれませんがw、「エキサイトって、あのFanGrowthの会社ですよね!」というマーケターの皆様の声が世に溢れる日を目指して、これからもウェビナー市場を、そしてBtoBマーケティングを盛り上げていきます。

最後の最後に

また、これまでのメンバーの投稿にもあったように、FanGrowthを一緒に育ててくれるメンバーを積極採用しています。
「ちょっと話を聞いてみたい」「実際どんな支援をしているの?」など少しでも興味を持っていただけたら、ぜひお気軽にお声掛けください。

https://twitter.com/jo_hisato

それでは、これからもFanGrowthに是非ご注目いただけたら幸いです。

先月行われた全社員集会@麻布台ヒルズ にて

明日のアドベントカレンダーは大友さん!よろしくです!!

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