9月の静岡1泊2日旅 (1)
9月のある日、急に静岡に旅行に行こうと思い立ちました。
以前の記事にも書いたのですが、「旅に行ける時に行っておかないと行けなくなるかも」などとぼんやり考えていた時に、前々から行きたいと思っていたエリアの宿を見たら1週間後の連休に空きがあったので、そのまま宿を取ってしまったのでした。
今回の旅の計画
今回は、静岡県に1泊2日。静岡市内を観光してから由比(ゆい)に泊まり、次の日は大井川鉄道のSLに乗るという予定を立てました。
由比といえば「桜えび」で有名な町です(駿河湾は国産桜えびシェア100%!)。休日の昼間は県外からも桜えびランチを求める人が訪れてお店に行列ができるそうなのですが、桜えび御膳が頂ける旅館に泊まれば並ばなくても確実に食べられるし、時間を有効に使えると思ったのです。静岡旅行の地域割でお安く泊まれることもポイントでした。
天気が心配
予約したのは1週間前だったのですが、ほどなくして週間天気予報に雨マークが現れ不穏な空気が…。さらには台風が近づいて日本列島に影響しそうとの話が出てきました。しかもその進路は直前まで読めない状況。
景色を楽しむ予定で考えていたのに、直前になって屋内中心で回れるコースを組み直す事態に。何とか最接近までには帰れそうな感じですが、どうなる?
1日目
初日は早起きして在来線で西に向かって進みます。小田原を過ぎたあたりで大雨になり、速度規制を受けながらも、清水駅にはほぼ時刻通り9時半ごろに到着。
降りてみると、雨が止んでいて薄日が差しています。もしかすると雲の隙間から富士山が見えるようになるかも?と期待して、三保の松原に行ってみることにしました。
日本三大松原・三保松原(三保の松原)
駅からバスに乗り、さらに少し歩くと松並木の「神の道」。ここを進むと三保の松原に着きます。しかし暑い。台風の湿った空気で蒸し暑いです。
松並木を過ぎると「みほしるべ」と呼ばれる施設がありました。三保の松原の歴史の展示や、全国各地の松原の写真展などがありました。マツという植物の基礎知識などもあり、勉強になります。ここの屋上が富士山のビュースポットになっているとのことでしたが…。
さて、いよいよ三保の松原の有名なビュースポットへ。
さらに晴れてきて富士山の下の方が見えましたが、頂上のあたりは雲に隠れて見えず。しかし松原の中を歩くのはリフレッシュになりました。
港の海鮮ランチ
バスで駅に戻るとちょうどお昼になり、清水港の海鮮ランチをいただくことに。マグロ丼が人気のお店「魚市場食堂」さんに突入。4組くらい並んでいましたが、受付してから20分ほどで入れました。
「まぐろ3色丼」(赤身、中トロ、ネギトロ)を注文したのですが、なんと漬けマグロも載っていて4色丼でした(歓喜)。これで税込1300円は衝撃価格!マグロの味もしっかりしていて美味でした!
静岡市街へ
次は静岡市街まで移動し、駿府城公園を散策。お城は残っていないのですが、天守台の発掘調査が行われていました。
すぐ近所の静岡県庁の建物からは無料で富士山を眺められる展望デッキがあったのですが、行ってみると1ヶ月に2日の点検でお休みとのこと。
切り替えて、散策したのでスイーツでも食べに行きましょう。静岡といえばお茶。「世界でいちばん濃い抹茶ジェラート」なるものがあると聞いて、「ななや」さんへ。
抹茶も含めて色々な味のジェラートを選んで組み合わせができます。抹茶味はなんとNo.1から7まであって、1が一般的な抹茶アイスくらいの濃さ、7が世界一の濃さとのこと。No.2と7の組み合わせを注文し、食べ比べてみることにしました。
No.2は7段階の下から2番目なのに、相当抹茶の味がしています。甘みも適度にあっておいしいです。
そして肝心のNo.7は、未体験の濃さでした。抹茶をひたすら煮詰めたような味。それでも苦みや渋みはあまり感じなくて、純粋に「濃い」。意外と後味はスッキリしていました。
お取り寄せもできるようですので、ご興味があれば!
(東京でも青山と浅草で食べられるらしいと後から知りました…)
今日の宿へ
時間も夕方になり、由比の宿へ向かいます。由比駅に着いたタイミングでは雨は止んでいましたが、宿に向かって歩き始めると急に雨が強くなってきました。慌ただしくチェックイン。お世話になるのは「割烹旅館 西山」さんです。
初日は最後の雨を除けば、ほぼ雨に降られずにすみました。お風呂に入って桜えびを食べましょう!
念願の桜えび
さて、旅館でいよいよ待望の桜えび料理を頂きます!
他にも太刀魚の塩焼き、サザエのつぼ焼きやデザート(冷たいマンゴー)までありました。
これぞ旅館飯、お腹いっぱいで大満足です!
<2日目に続く>